勘六縁の田んぼから

農家に必須、大工の技術。

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。

暑いです。今週は、暑くてとろけそうになっています。菊池家の「暴れん坊」も、家の中で涼しいところを探しては、だるそうに寝ています。
しーん

4年前、秋田県大潟村で自然栽培米作りをしている石山さん((有)石山農産 )のところで、1年間研修させて頂きました。農家が持つべき基本的な知識や技術のない状態で研修したので、かなり迷惑な研修生でした(笑)。石山さんに、よく言われていたことがあります。

「百姓は、いろんな仕事できなきゃだめなんだ」

就農して3年目ですが、「百姓」には、ほど遠いです。まだ「三姓」ぐらいです(笑)。

そんな「三姓」の私ですが、8月は、お盆明けから大工仕事を始めます。お米の天日干しに使う、「はせ」の三脚作りです。その材料が、今日届きました。4センチ×4センチ×4メートルの木材、225本です。
素材

この材料を、2メートルにカットし、先をとがらせ、穴をあけてボルトでつなげて、簡単に組み立てることのできる「はせ」を作ります。こんな感じで使います。足になっている「三脚」が、今回作るものです。この写真では、物干し竿を使っていますが、実際には長い木か長い竹をのせて、そこに稲わらを掛けていきます。
完成予想図

全部で約180組つくります。就農1年目の一昨年は、300組作りました。去年と今年で、少しずつ面積を広げたので、追加で作ることになりました。1年目と比べると少ないですが、ちょっと大変です(笑)。でも、頑張ります。

この三脚式の「はせ」は、近くに住む、大工の農家さんに教わりました。地元でお世話になっている農家の方は、なぜかこの方と同級生が多いです。

ということで、個人的にはこの年代を、「小友のゴールデンエイジ」と呼んでいます(笑)。

農家に必須な技術として、大工の技術があります。お米作りだけのことを考えても、上記のような「はせ」を作ったり、ハウスを建てたり、トラクターなどの機械を入れておく小屋のようなものを作ったり、大工の技術は欠かせません。

大工の技術も含めて、私は農家がもつべき技術のすべてを持っていない、ど素人でした(笑)。そのため、地域の方に助けられることが多いです。そのたび、この人すごいな、と思います。また、教わったことができるようになると、新しく仕事を覚えた喜びもあります。

「百姓」までほど遠い状況ですが、今月は「はせ」作りを頑張って、「百姓」に近づきたいと思います。

去年のブログ(穂が出ました!! )を見ると、8月9日に穂が出て、裕美氏のガッツポーズも出ていました。穂が出るのが待ち遠しいですが、楽しみにして待ちたいと思います。


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