勘六縁の田んぼから

遠野市民憲章

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。

土曜日の21時より、NHKで「限界集落株式会社」というドラマが放送されています。高齢化が進む山奥の村で、唯一の産業である農業で村おこしをしていく物語です。遠野もそうですが、田舎にある資源は、山や川、田んぼや畑といった自然資源です。これらと共存しながら生きていくことは、どの地域でも大きなテーマだと思います。無肥料・無農薬の自然栽培米作りをしている私たちにもヒントがあるかもしれないなと、毎週見ています。

先日、ある勉強会で言われたことがありました。

「各市町村には市民憲章があるから、それが地域づくりのヒントになる」

ということです。やっと今日、遠野市の市民憲章を調べてみました。以下になります。

◆ 遠野市民憲章(遠野市告示第131号平成18年9月6日)

わたくしたちは、悠久の時を越えて継承してきたうるわしい郷土と、伝統ある文化に誇りを持ち、このすばらしい宝玉(たから)を、さらに「永遠の日本(にほん)のふるさと遠野」として、創造・発展させるため、ここに、この憲章をさだめます。

わたくしたちは

1 豊かな自然を愛し、平和で住みよいまちをつくります。

1 心と体をきたえ、温かい家庭と明るいまちをつくります。

1 創意をあつめ、産業と交流の元気なまちをつくります。

1 恵まれた文化を活かし、夢を育む学びのまちをつくります。

1 共に考え支えあって、未来を望む協働のまちをつくります。

何度か見たことがあるかなという程度で、ちゃんと読んだことはありませんでした。改めてじっくり読んでみると、勉強になりました。

悠久の時を越えて継承してきたうるわしい郷土と感じたことがあるだろうか?

すばらしい宝玉(たから)を創造・発展させようと考えたことがあるだろうか?

心を体をきたえ、温かい家庭と明るいまちをつくろうとしたことがあるだろうか?

恵まれた文化を活かし、夢を育む学びのまちをつくろうとしたことがあるだろうか?

共に考え支えあって、未来を望む協働のまちをつくろうとしたことがあるだろうか?

などなど、市民憲章に掲げられている内容のほとんどは、実践できていないことばかりです。あらためて、私たちは支えられているのだなと感じました。

加えて、少しだけ誇りも感じました。私たちの無肥料・無農薬米づくりの大きな目標の参考になる部分もたくさんあります。

支えられているところが大きい私たちなので、まずは地域の方が安心できる、希望の持てる農家になり、少しでも支えることのできる状況になりたいです。

最後に、先週のブログの続きになりますが、小林旭の赤いトラクターという歌を知らない方が多かったです。参考までに、動画をご覧ください(笑)。


最近の投稿

アーカイブ