勘六縁の田んぼから

塩水選と温湯消毒が終わりました、一週間前に(笑)

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。一週間前に終わっていた、種もみの選別と消毒作業について、動画で紹介します。

はじめに、種もみの選別作業についてです。以前のブログでご紹介した「脱ぼう作業」ですが、「脱ぼう」しながら種もみの選別もやってのける、優れものだというお話をしました。この選別された種もみをそのまま使ってもよいのですが、私たちは、よりよいものを使いたかったので、「塩水選(えんすいせん)」というものをやりました。塩水で種もみを選別するやり方です。

やり方は簡単です。はじめに、塩水を作ります。この塩水は、密度が1.13g/㎤であり、水10ℓに対して、約2.2kgの塩を使います。だいたいの目安は、写真の様に、卵が横向きに浮くまで塩を入れます。
しおたまご

そして、このような感じで選別します。動画をご覧ください。塩水に浮いたものをのぞき、沈んだものを使います。裕美氏の作業の水切りにも注目してください(笑)。

はじめは、あまりに塩を入れすぎたため、全部の種もみが浮きました(笑)。入れすぎには注意です。

そして引き続き、消毒を行いました。60℃のお湯で消毒する「温湯消毒(おんとうしょうどく)」というやり方です。1年目は、この消毒作業をやりませんでした。理由は、その方が自然かなと思ったからです。結果は、「ばか苗病」という病気にかなりかかってしまいました(笑)。2年目は、「泥消毒」といって、泥水に種もみを浸けて消毒するというやり方をしました。理由は、より自然な方法で消毒をと思ったからです。結果は、またもや「バカ苗病」にかなりかかってしまいました(笑)。泥消毒が成功する農家さんはいるようなので、何かやり方が間違っていたのだと思います。

ということで、3年目の今年は、一番確実なやり方である「温湯消毒」をしました。その様子をご覧ください。

60℃のお湯に、8分つけました。本来は、10分のようですが、先輩農家の方の経験から、8分でも大丈夫とのことだったので、今回は8分にしました。

そして、消毒を終えた種もみは、以前にもご紹介したように、水に浸けています。
お祈りしながら沈める

無肥料・無農薬米、自然栽培米「亀の尾」も今年で3年目となり、年を追うごとに種もみに愛着がわいてきています。勘六縁の田んぼならではの「亀の尾」となっていくのが、すごく楽しみです。

今日からは、苗づくり用のハウスの準備を開始しました。去年は、強風ですべて崩壊してしまったので、念入りに準備します。


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