勘六縁の田んぼから

1年間の田作り

無肥料・無農薬米(自然栽培米)だからといって、特別な作業はしません。ただ、田作りをするときに意識することは、最近は毎日の様に言っていますが、蓄積された肥料分を抜くこと、です。肥料についての考え方は、こちら(無肥料・無農薬米にこだわる理由②~草、虫、病気の解決策と省力化から~ )を参考にして下さい。

田作りは、終わった作業毎に、以下にリンクを貼っていきます。

稲刈り後、秋の田耕しをします。今回は、プラウで耕しました。肥料の蓄積は、土の深いところにあると考えているからです。土の深いところを表に出すことで、雪や雨、空気(風)が肥料分を抜き取ってくれることを狙っています。ただ、プラウでやるとデコボコになり、今ある機械では平らにするのが大変なので、今年どうするかは検討します。プラウでやらなければ、ロータリーで、深く、荒く耕します。

秋の田耕し

そして、春の田耕しをします。なるべく、乾いた所を狙ってやります。土が乾くと、草の発芽が抑えられるからです。ただ、土が乾くことは、草が生える根本的な原因の解決にはなりません。

春の田耕し開始

4月下旬に、畦塗りをします。僕の地域の田んぼは、畦が低く、狭いので、あまり丈夫な畦ではありません。そのため、毎年畦塗りをして、畦を補修してあげます。

畦塗り開始

5月に入ってから、代掻きをします。2回します。丁寧にやることで、草の発芽が抑えられると考えているので、丁寧にやります。ただ、荒く代掻きをした方が、土の中に酸素が行き渡り、苗の成長によいという考えもあるようです。やりながら、検討します。

代かき、1.3ha終了

稲わらは育苗土に使うので、稲わらを田んぼに返すことが必要だとは考えていません。育苗土に使って、量的にあまるくらいの稲わらがあれば、その分は田んぼに返します。

以上が、「勘六縁のお米」の1年間の田作りです。


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