勘六縁の田んぼから

自然栽培で育てた大根。美味しい沢庵になってくれました。

こんばんは。

本日の担当は、裕美(嫁)です。

田んぼも畑もまっしろの遠野。冬に食べる野菜と言えば、なんといっても大根。11月に仕込んだ大根たち、いい香りの沢庵になってくれました。
いい色

同じ樽から出してきたのですが、ちがった色になりました。茶色が濃いほうは、米ぬかの味がしっかりして、なんとも美味でした。スモーキーフレーバーに近いような、いい香りでした。

10月下旬に収穫した大根たち。
大根の収穫

例年になく、長めに育ってくれました。前の年はほとんど短くミニサイズだったのに。抜くのがたいへん!と感じる日がくるなんて。嬉しい悲鳴でした。

家の前の堰(せき、きれいな水が流れる水路)でごしごし洗って、天日干ししました。
干して

(このころは、まだ暖かかったなぁ・・・と、写真を見ながらしみじみしました)

大根の肌が少ししわっとなって、葉っぱがしおれてきたら、本仕込みです。米ぬか、塩、昆布、なんばん(鷹の爪のこと)をミックスして、大根・ミックスしたもの・大根・ミックスしたもの・・・と重ねていきます。
漬ける

鶴瓶さんみたい(笑)。まぶしかったよね。

最後に重石をします。
重さが大事

見るたび笑っちゃいます。この表情。

1ヶ月後の12月から食べ始めるのですが、やっぱり年を越してからのほうが美味しい。寒い中、冷たいぬかみそに手を突っ込んで、沢庵を発掘してきてくれる母に感謝です(私もやらなくちゃ)。

甘くない沢庵を食べたのは、菊池家に来てから初めてで、最初びっくりしました。でも今は、「う~ん、やっぱこれだわ」と、とりこです。

種をまいて、大根になって、沢庵になって。あんなにちっちゃかった種一粒で、こんなに楽しませてもらって、大根さんよ、ありがとう。

今晩も、母が発掘してくれた沢庵を食べて、元気に過ごせそうです。

寒い夜、皆さんが温かいものを食べて、ぽかぽかと過ごせますように。

今日も一日、ありがとうございました。


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