勘六縁の田んぼから

自然栽培の中でも、米にこだわる理由。

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。

暑い日が続きます。先週までは一日中草刈りをしていましたが、今週は、朝に裕美氏と2人で畑仕事をしてから、裕美氏はなかの作業、私は育苗土づくりの段取りなどをしています。

今日も畑仕事をしていると、セミの鳴き声が聞こえてきました。

「ミーンミンミンミンミーン」

という声です。よく聞いてみると、こんな鳴き声も交じっていました。

「ミーン・・・ミンミンミンミーン」

ミーンの後のミンが、ワンテンポ遅かったです(笑)。よく聞いてみると、けっこういると思います。機会があれば、探してみてください。

私たちは、まだまだ未熟な農家です。自分たちのやっていることをよく理解していないことが、多いです。

「自然栽培のなかでも、なぜお米にこだわっているのか?」

これも、まだまだ答えをうまく表現できない質問のひとつだと思います。

就農当初は、大きく2つの理由がありました。

ひとつは、食のなかで1番大切なものは、米だと思っていたから。

もうひとつは、自然栽培に取り組むとき、私の地域では米が作りやすい作物であり、米が農業経験ゼロの私でも、作ることのできる作物だと思っていたから。

この2つの理由で、米という選択をしました。

自然栽培は、どの地域でもどんな作物も簡単に育つかというと、そうではないようです。地域に合った作物を選択しないと、最初は残っている肥料で作物が育っても、だんだん収量が落ちていき、作ることが難しくなってくるそうです。

私は、米という選択をして、米のなかでも亀の尾という品種を頂くことができ、運が良かったと思います。

また、私が思っている以上に、お米を大切にされている方が大勢いて、少しずつお客さまが増えていることも、運が良かったことです。

私たちが、お米になぜこだわっているかをうまく表現できなくても、

「主食のお米は大切にしたい」

「色々なものを食べなくても、米を食べていれば安心」

「米だけは美味しいものを食べたい」

など、私たち以上にお米を大切にされているお客さまが多いです。

就農4年目を迎えることができたのは、お客さまはじめ、色々な方に支えられてきたからというのはもちろんですが、運が良かったことも大きかったです。

これから先、運だけでは乗り越えられないことも多く出てくるはずです。

「自然栽培のなかでも、なぜお米にこだわっているのか?」

この質問に、分かりやすく具体的に答えられないということのほかにも、私たちには様々な課題があります。ひとつひとつクリアして、成長していきたいです。

明日は、いよいよ育苗土の発酵を開始します。来年こそは、100%自分の手作り、100%自分の田んぼの材料で苗作りをしたいと思います。丁寧に、作業します。
ここから

今日もご覧いただき、ありがとうございました。


最近の投稿

アーカイブ