勘六縁の田んぼから

自然栽培米の専業農家として生きる覚悟、ありますか?

こんばんは。今日の担当も、陽佑です。さきほど、よ市から帰ってきました。今日もお会い出来た皆さま、ありがとうございました。お陰さまで、明日からも草取り頑張れます。

昨日のブログ(三方よし )と関連していますが、去年、就農1年目のお米の販売で苦労しているとき、言われたことがありました。

「自然栽培米の専業農家として生きていく覚悟があるのか?」

正直なところ、覚悟はありませんでした。お米が売れなくて、すごく不安が大きかったです。

「このままじゃ、農家としてやっていけない。収量は不安定だし、作っても売れないし」

そう思っていました。やれば何とかなると思っていましたが、農業はそんな甘い世界ではありませんでした。もちろん、農業だけではなく、どんな分野でも甘い世界ではないのだと思います。もし、裕美氏と結婚していなかったら、3年目の自然栽培米づくりに取り組めなかったかもしれません。(また今度取り上げます)

去年1年間は、自分の甘さを痛感した1年でした。

何とか続けることができた理由は、いくつかあります。「このままやめてしまったら、笑いものにされる」というちょっと後ろ向きな理由から(笑)、お客さまが少しずつ増えるたび、やりがいを感じるようになってきたという前向きな理由まで、さまざまです。

お客さまが増える喜びは、何とも言えません。一人増えるたび、裕美氏とハイタッチしています(笑)。

考えてみると、自分で作ったお米を、他の方に買って頂いて食べていただけるなんて、すごいことです。兼業農家だった私は、田んぼは自分たちで食べる分のお米を作るところという感覚しかありませんでした。それなのに、18歳まで住んでいて見慣れた風景の田んぼから収穫したお米を、全国の方々にお届けするなんて、すごいことです。

いま、「自然栽培米の専業農家として生きていく覚悟があるのか?」と聞かれたら、こう答えます。

「覚悟はまだまだ出来ていませんが、自分でやろうと決めたことだから、最後までやりたい。そうしないと、どんな仕事をしてもよい仕事はできないと思うから、最後までやりぬきたい」

と答えます。

まだ、専業農家として生きていけるレベルではありません。今年が勝負だと思っています。頑張った分だけ、お客さまが増え、自分のやりがいも大きくなります。

ということで、明日からも草とり頑張ります。明日は、母校の岩手大学の学生が助っ人に来てくれる予定です。どんどん取ってもらいたいと思います(笑)。
はやいぜ


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