勘六縁の田んぼから

100%稲わらの育苗土作りに失敗。

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。いよいよ、種まきが始まりました(今年もついに、種まき開始です☆(動画つき) )。3年目のお米づくり、まず、よい苗を作ることに集中します。

「勘六縁ホームページ 」のこちら にも書いていますが、私の育苗土づくりは、100%稲わらで作っていました。

一昨年に就農したので、2年前から仕込んできました。1年では土になりきりませんでしたが、2年目でやっと種まきできそうなものになりました。写真のような感じです。
それっぽい

本当に使えるかどうかの実験も含めて、野菜の苗づくりにこの土を利用してみました。すると、草がぼうぼう生えてきました(笑)。
だめでした

師匠の石山さん(石山農産 )に相談したところ、稲わらのみでは土にはなるけど、発酵するときに温度が上がらないため、草の種が死なないということでした。

稲わら100%の土のこだわりは、田んぼの自然の循環を想像してのことでした。秋に実った稲が、冬に雪につぶされ、春に芽をだし、また秋に実る。その中で、稲わらも土に変化していくので、稲わらを多く使いたい、そして作業の効率や環境のことを考えてもそうしたいと思っていました。

しかし、2年かけて作った育苗土は、見事に失敗しました。実験なしで使っていたら、危うく草ぼうぼうの苗づくりになるところでした(笑)。

でも、お陰様で、100%稲わらで作ることはけっこう難しいことが分かりました。

皆さまには、ホームページやブログで稲わら100%で育苗土作りをしているとお話していましたが、やっぱりできませんでした。大変、申し訳ございません。ホームページの文章も、書きなおします。

今年も、石山さんから育苗土を頂いてきましたので、その土で苗を作ります。石山さんの土は、ほとんどが稲わらと田んぼの土で、あとは発酵を進めるために少しの玄米を使っています。1年もかけて、ご自身で作った土です。愛情たっぷりに出来た土なので、石山さん感謝しつつ、丈夫な苗を作ります。

そして、今年は、石山式の育苗土づくりに取り組み、来年こそは、自分の作った土で苗作りをしたいです。

石山さんのところに種まきを手伝いに行ったのは、育苗土を頂くほんのお礼でした。

「来年は、手伝いにくるなよ!」

と、帰り際に言われてきました(笑)。久々に一緒に農作業をして、師匠のすごさをあらためて感じてきました。追いつけるように、頑張ります。


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