勘六縁の田んぼから

「天日干し」って魅力的☆

こんばんは。

今夜の担当は裕美(嫁)です。

二十四節気の「雨水」が過ぎましたね。~空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ(byウィキペディア)~とあります。むむむ、最近の遠野は、昼間でも0℃を超えるかどうかの寒さ。先ほども雪かきをしてきたのであります。東北の冬、長いです。

「雨水」は昔から農耕の準備を始める目安とされてきたそうです。勘六縁も、まずは種もみをどれにするか決めて、脱ぼうという作業に入っていきます(3月下旬の予定です)。

さてさて今日は、天日干しの魅力のお話です。

先日、いつもお米を食べてくださる方から美味しいものをいただきました。
のり

こちら、「干し海苔」。宮城県松島市の海で採れた海苔を、乾かして、はい出来上がり。

「焼き海苔」が海苔だ!と思って食べていました。このストレートな海の香り、光を通すと赤色っぽいその姿にうっとり。そうだよなぁ、海苔って生でも食べられるんだろうし、干しただけでもいいんだよなぁ。と、陽佑氏もしみじみ。

おすすめはやっぱりおにぎりとのこと。でしたが、その前に、菊池家恒例の海苔天にして戴きました。
のりてん

厚みがあって、海を感じて、とっても美味でした。ありがとうございました。

加えて、お味噌汁の上にある煮物。この中には「寒干し大根」が入っていました。冬の太陽を浴びて、寒風に吹かれて、へちまみたいにスリムになった大根。これがつゆを吸ってうまいのです。切り干し大根のかたまりみたいなイメージです。産直によく売っています。

ちなみに、たくあんとお米も天日干しです。なんだかぽかぽかした夕ごはんだったのでした。

勘六縁の無肥料・無農薬米(自然栽培米)「亀の尾」は、どうして天日干しにするのか。

・稲が最後までお米に養分を供給するため、おいしさが増すから

・機械乾燥のように、熱で風味が飛ぶことがないから

それだけではないと思います。

・お日さまがたくさん降り注ぐので、よりパワフルなお米になるから

・はせ掛け(天日干し)の風景は、日本の田舎の原風景。大切にしたいから

食べ物だって、暖房だって、洗濯だって、もっと太陽の力を借りることができる気がします。エコなくらしって、昔のやり方を思い出すことでもあるのかなぁとも思います。

ソーラーパネルがあって、薪ストーブがあって、木のぬくもりを感じられるようなお家に住んでみたいなぁ。ね、陽佑氏。(笑)

週の真ん中・水曜日。皆さんが今週もけっこういいかんじだぞと思いながら、ゆっくり過ごせる夜でありますように。

今日も一日ありがとうございました。


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