勘六縁の田んぼから

今年も出ました、「はしりっ穂(ぽ)」。

こんばんは。勘六縁の陽佑です。書かなきゃ書かなきゃと思いつつ、今日にいたります。前回の投稿日はいつだろうと振り返ってみたら、3月21日でした(笑)。自分でもびっくりしています。忙しくても、コツコツ様子をお知らせできる人になりたいところです。

前回の裕美氏と馬場君の投稿でもお伝えした通り、去年の今頃は、稲にとってはあまりよくない天気が続いていました。今年は、3年ぶりによい天気です。ここ数日は、稲は元気、人はヘトヘトです。写真は、手植えした亀の尾です。
2019年8月2日手植えの亀の尾

今年は、7月に低温と日照不足が続きました。9年目の米作りで、初めての経験でした。7月も、稲にとっては大切な時期で、穂を出す準備をはじめます。今のところ、収穫してみないと、どの程度の影響があるか分からないと考えています。それまで結果が分からないと想像すると、不安が大きくなるので、つい裕美氏に、

「なんか、7月の天気で、思っていたよりも本数少ないんだよね」

と話をすると、

「心配してもしょうがないでしょ。あとは、信じるしかないよ」

と言われることが、何度かありました(笑)。みんな心配していますが、口に出す私、出さない裕美氏。裕美氏のすごいところです。

心配もありますが、予想よりも早く穂が出てきました。去年から販売を始めた、遠野4号です。最初の頃に出てくる穂を、「はしりっ穂(ぽ)」と呼びます。
2019年8月2日遠野4号のはしりっ穂

去年は、7月の終わりに出始めたので、今年は8月に入ってからかなと思っていましたが、7月31日に出始めていました。暑い日が続き、生育が追いついてきました。

「はしりっ穂」が出てくると、今年もようやくここまできたかと、ひと安心します。あとは、花が咲き、穂が垂れさがり、しっかり登熟すれば、収穫です。

地域の先輩農家や、じっちゃんばっちゃんも、

「農業は毎年1年生」

とよく言います。今年は、成長できたなと感じる場面も多かったですが、7月の天候に対する対策を考えていなかったので、毎年1年生だと、つくづく思います。

8月は、米作りの外作業はひと段落する時期なので、ここまでの反省をみんなでしてみます。

それでは最後に、いつもの「ぽちっと運動」にご協力をお願いします。今日もご覧いただき、ありがとうございました。


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