勘六縁の田んぼから

今年の失敗①~代かきについて

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。

今年も残り20日ほどとなり、1年の総括をしたいと思う時期になりました。今日は、なぜ収穫量が減少してしまったのか、その原因となった代かきについて、整理してみました。

代かきとは、田植え直前に行う作業で、田んぼに水を入れた後に土と水をかきまぜ、田んぼの土をトロトロにする作業です。
今年失敗した、代かきの様子。

この作業の一般的な目的は、

① 砕土すること(土を細かく砕くこと)

② 田んぼを平らにすること

③ 漏水を防止すること

この3つです。このことで、田植え作業をしやすくなったり、水持ちのよい田んぼになり、水温が安定することにつながります。

無農薬栽培の場合、これら3つに加えて、もう1つ大事な目的があります。

・ 草の発生を抑えること

です。

私の一番の課題は、草をどう抑えるか、ということなので、今年の代かきは、上手に草を抑えることができるようにと、なるべく浅く作業をしました。

理由は、深くやってしまうと、下の土から草の種を上に持ってきてしまうので、なるべく深くならないようにしたかったからです。

そのため、去年までは代かきの深さを「ある程度」意識する程度でしたが、今年は、かなり気を付けて作業をしました。

作業自体は、イメージ通り出来たので、

「けっこういい感じ!」

と、作業終了後は満足していました。

しかし、田植え後、苗の成長がうまく進まず、その結果、草に負けた田んぼも例年以上にあり、最終的な収穫量が、去年より35%弱収穫量が減少してしまいました。4年間の経験をもとに、感覚的に大丈夫だろうと思って作業しましたが、稲にとっては苦しい状況だったようです。

あらためて、自分の未熟さを痛感した1年となりました。

正直なところ、いまだにへこんでいます(笑)。

でも、失敗すると、作業ひとつひとつの意味があることを知り、学ぶことは多いです。これからもずっと続くお米作りの中で、来年や数年後は、

「去年失敗してよかった」

そう思えるように、冬の間に作業のひとつひとつを見直します。来年の今頃は笑顔でいられるように、冬を大切にします。

それでは最後に、いつもの「ぽちっと運動」にご協力をお願いします。今日もご覧いただき、ありがとうございました。

 

 


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