勘六縁の田んぼから

初ファームステイ。東京農大生と一緒に過ごしています。

こんばんは。陽佑です。

昨日は、朝起きると久しぶりに強い日差しを感じ、1ヵ月ぶりぐらいと思われる青空が見えました。あと数日気温の高い日が続けば、8月中には穂が出揃いそうです。なんとか、お願いしたいところです。

21日より、裕美氏のひとつの夢だった、東京農大生と一緒に過ごす日々を送っています。農家に3週間住み込みで過ごす、ファームステイという授業の一環です。小友町内の先輩農家である、ほうれんそう専業の方、米・野菜・花・牛・馬などの複合経営の方と3人で協力して受け入れをしてみました。

今日は、トマトの収穫、じゃがいもの収穫などをやって頂きました。裕美氏はよく、

「農大生は、気合いと根性がある」

と言いますが、今回来ている2人も、気合いと根性があって、すごいです(笑)。
初ファームステイでやってきた東京農大生。

じゃがいもの選別をしている東京農大生。

それと、今年の春に植えた「じゃがいも」は、以前から作っていたアンデスレッドとメークインに加えて、初めて「さやあかね」も植えてみましたが、今回きた農大生の名前がさやちゃんとあかねちゃんで、

「2人合わせると、さやあかねだね」

と、みんなでびっくりしました(笑)。すごい偶然です。

ファームステイを受け入れさせていただく目的はひとつで、東京農大生と関わりを持つことで、いつか小友で農業を始める人が出てきて欲しい、ということです。

そのため、岩手大学の学生が来るときもそうですが、小友の魅力を伝えよう、農業の魅力を伝えよう、勘六縁はどんな農家なのか伝えよう、などと私から伝えることばかりを考えてきました。

でも、まだ今日で5日目ですが、姿勢が間違っていたなと感じています。

伝える前に、農大生から学ぶという姿勢がとても大事だなと、反省しました。岩大生、そして農大生、ごめんなさい。

自然栽培をしていると、自然から学ぶ姿勢が大切だと感じることが多いです。草に負けてしまった田んぼをみると、自分のふがいなさを痛感します。なぜ草が生えてきたのか、苗がスムーズに成長するにはどうすればよいか、そのことを田んぼから学び、次の年に生かさないといけません。

よく、秋田の師匠の石山さんにも、

「遠野(私のこと)が作ったんじゃない。自然が作ったんだぞ」

と言われていました。自然との関わりだけでなく、人との関わりにおいても、目の前の人から学ぶ姿勢が大事です。

全国には、多くの農家さんがいるなかで、私たちのことを選んでくれた農大生です。せっかく東京から来てくれたので、私たちこそ、たくさんのことを学んで、成長できる3週間にしたいと思います。

それでは最後に、いつもの「ぽちっと運動」にご協力をお願いします。今日もご覧頂き、ありがとうございます。


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