勘六縁の田んぼから

風景のその先。

こんにちは。勘六縁の馬場です。

小友は朝から雨が降り、ひんやりと肌寒い日です。

昨日までの三連休、私は用事があったので新幹線に乗って、実家のある埼玉に戻っておりました。新幹線の中では、本を読んだり、携帯を見たり、音楽を聞いたり、寝たりして過ごしていますが、一番好きな過ごし方は、新幹線の窓から沿線の風景を眺めることです。

東北新幹線は、線路が東京まで、南北の縦方向に走っているので、南下するにしたがって暖かくなり、特に冬から春に変わる春先のタイミングは自然の移ろいもとても鮮やかに目に映ります。

今回の秋の帰省のタイミングでは、何か面白い発見があるだろうかと思いながら風景を眺めていましたが、ちらほら既に稲刈りが済ませてある田んぼがあったくらいで、目に見える形でその季節の変化を感じ取ることは出来ませんでした。

それでも、やはり、雲や空や野山、田畑は美しく見えました。そして、美しく見えるのは、そこに田畑を耕している人がいるからで、人の暮らしがあるからで、人の暮らしが風景を作るんだなと、ぼんやりと考えていました。

自分が農業に携わるようになってから、小友に暮らすようになってから、それまでは移動中のただの風景だったものも、風景のその先に人の生活があることを何となくですが、想像するようになったと思います。

自分は、今自分がいる場所で、自分が今出来ることをしようと、改めて思わされる新幹線の車中でした。稲刈りが今週から始まるので、頑張りたいと思います。

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