勘六縁の田んぼから

塩水選(えんすいせん)と温湯(おんとう)消毒その2

こんばんは。

岩手県遠野市にて、無肥料無農薬米(自然栽培米)で亀の尾を育てている、勘六縁です。今日の担当は、陽佑です。ハウス作り真っ最中ですが、今日は前回に引き続き、温湯消毒の様子(3月19日)になります。

はじめに、動画をご覧ください。

温湯消毒とは、種もみを60℃のお湯に10分間浸けることで、消毒をする方法です。

過去に失敗した消毒方法について、毎年取り上げている気がしますが、今回も話します(笑)。

2011年の就農1年目、消毒せずに種まきをしました。自然栽培は、自然を手本にした栽培方法です。自然の中では、60℃のお湯で10分消毒することはありません。また、無消毒で種まきしている方も知っていました。だったら大丈夫だろうと考え、無消毒でやってみました。

結果は、ばか苗病という病気がたくさんでました(笑)。種まきした苗のなかで、ぴょんと大きな苗がたくさんありました。ばか苗病にかかった苗は、苗作りの途中か、田植え後に死んでしまいます。

2012年、前年の失敗を反省し、消毒することにしました。消毒の方法は、泥消毒という方法です。泥水の中に種もみを浸けることで、消毒する方法です。

結果は、またばか苗病がたくさん出ました(笑)。

泥消毒という方法が悪かったわけではなく、私のやり方の何かが間違っていたのだと思います。

そして2013年から、いまの温湯消毒に取り組んでいます。無農薬のお米作りでは一番一般的な消毒方法です。

この年から、ちゃんと消毒が出来るようになりました。

毎年この時期になると、種籾の消毒だけ考えても、そんなに失敗しなくてもよいのにというほど失敗しているので、自分ってバカだなぁ…と感じます(笑)。

もちろん、その分色々な作業の意味を考えることができたので、学びにもなったという面もあります。

来週は、種まきをして、いよいよ苗作りが始まります。お米作りにとって、とても大切な工程です。ハウスも、もう少しで完成するので、明日からの作業も頑張ります。


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