調べてみました。遠野市の人口推移と農業の現状。
こんばんは。今日の担当は、陽佑です。去年仕込んだ苗用の土が使えるかどうか、実際に種まきをして調べてみようと思います。
前回のブログ(土づくり、種づくり、人づくり、そして、町づくり )で、今年は「町づくり」ももう少し意識していきたいと、書きました。
それならば、現状認識をしてみようということで、遠野市の状況を調べてみました。
はじめに、人口の推移です。「遠野市ホームページ」 から、国勢調査の結果をみました。平成25年のみ、住民登録人口です。
・ 昭和50年
38,146人(うち、65歳以上10.3%)
・ 昭和60年
36,312人(うち、65歳以上14.7%)
・ 平成7年
33,898人(うち、65歳以上22.9%)
・ 平成17年
31,402人(うち、65歳以上32.2%)
・ 平成25年9月末
29,479人(うち、65歳以上34.7%)
人口の減少は続き、高齢者の割合も高くなっています。ちなみに、「町」別の年齢別人口を見てみると、私たちの住む「小友町」は、
・ 平成25年9月末 65歳以上の人口が36.7%
でした。市内には9の「町」があり、その中でも2番目に高い割合でした。
次に、農業の状況をみてみます。遠野テレビのホームページより、引用しました。
専・兼別農家戸数は以下です。
第1種兼業農家とは、世帯員の中に兼業従事者が1 人以上いて、農業収入が農外収入より多い農家のこと。
第2種兼業農家とは、世帯員のうち兼業従事者が1 人以上いて、農業収入より農外収入が多い農家のこと。
自給的農家とは、経営耕地面積30a 未満、かつ農産物販売金額(過去1 年間)が50 万円未満の農家のことです。
・ 昭和60年(4,888戸)
専業581戸 第1種兼業1,391戸
第2種兼業2,916戸
・ 平成2年 (4,637戸)
専業651戸 第1種兼業1,011戸
第2種兼業2,975戸
・ 平成7年 (4,374戸)
専業564戸 第1種兼業 979戸
第2種兼業2,831戸
・ 平成12年(3,984戸)
専業446戸 第1種兼業 602戸
第2種兼業2,395戸 自給的農家541戸
※農業センサスより
専業農家と兼業農家は減少し、自給的農家が増えてきました。
平成12年の農家の年齢構成もみてみます。
・ 15~19歳 227人
・ 20~29歳 110人
・ 30~39歳 171人
・ 40~49歳 445人
・ 50~59歳 708人
・ 60歳以上 4,018人
・ 合計 5,679人
※ 農業センサスより
60歳以上の人数が多いです。平成22年には、60歳以上の割合が77%となっているようです。
最後に、品目別の農業生産額の割合をみてみます。
平成16年 総額57億4,000万円
・ 米 31.7%
・ 工芸作物 13.0%
・ 乳牛 12.4%
・ 肉用牛 21.6%
・ 野菜 12.0%
・ その他 9.3%
1番は米、次に肉用牛であり、工芸作物、乳牛、野菜と続きます。
簡単ですが、今日はここまで調べてみました。ちょっと読みにくいブログになってしまい、申し訳ございませんでした。
なぜ、人口に占める高齢者の割合が高くなってしまったのか?なぜ、農家の77%が60歳以上なのか?
さまざまな理由が考えられますが、大きな理由のひとつは、「農業では生活できない」ということが挙げられると思います。
就農する前から、「農業で生活できるの?」とよく聞かれます。お世話になっている専業農家の方々にも、「やめた方がいいぞ(笑)」と、言われてきました(笑)。
就農して3年経ち、農業は大変だと実感しています。でも、だからこそ、2人で力を合わせてお米を作りながら生活していくことの意味は、大きいのだと思います。
未熟な私たちですが、少しでも地域に貢献できる存在になりたいです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。