勘六縁の田んぼから

就農4年目の自然栽培米作り、冬の間にいかに準備出来るかにかかっています。

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。

あけましておめでとうございます。皆さまに支えていただき、無事に就農4年目を迎えることができました。未熟な私たちですが、今年も、どうぞよろしくお願いします。

私の住むところには、遠野の法華寺の方々が、「寒修行(かんしゅぎょう)」として毎年来られます。そのとき、「日蓮宗御寶暦(にちれんしゅうごほうれき)」という、小さな冊子を置いていきます。これには、運勢が載っています。

私と裕美氏は昭和59年生まれなので、さっそく見てみました。以下、一部を抜粋したものです。

「本年度の課題は、どう変化の潮時を把握し、どう進路選択をするかということが大切で、本年度の進退が将来の運の吉凶に大きく影響します」

とのことでした。これを読んだ裕美氏は、

「やばいじゃん(笑)」

と言っていましたが、

「最高じゃん」

と前向きにとらえて、今年を過ごしていきます(笑)。

去年も書いた気がしますが、冬になると、よくこんなことを聞かれます。

「冬の間、何しているの?」

基本的には、外での作業はほとんどありません。発送準備の籾すりと精米、雪が降れば雪かき、苗作り用の土の切り返しぐらいです。

12月中旬から2月下旬までの2.5か月間は、家のなかでの仕事が中心になります。春から秋まではほとんどの時間を米作りに費やし、冬は、春から米作りを始めるための「準備」に使います。

去年の反省をして、今年の冬にやることのできる準備をしてきます。

例えば、体のメンテナンスです。無肥料・無農薬かつ天日干しのお米作りには、機械で出来ないことが多いので、体が資本です。去年、3年目にして「椎間板ヘルニア」になってしまいました。冬の間に治して、よい状態でお米作りを始めたいです。

機械のメンテナンスも必要です。去年、調子が悪かったものは直したり、買ったりしなければいけません。

去年の自然栽培米作りで課題だと感じた技術的な課題ところをどのように改善するかも、冬の間に考えることです。本を読んだり、先輩農家さんに話を聞いたりします。このとき、農家さんに聞いた話を参考にすることがほとんどです。

去年のブログ(就農3年目「勝負の年」の振り返りと、来年からの課題。 )にも書きましたが、今年は、「お客様との関係」と「収量を多くすること、規模拡大」が大きな目標です。そのための方法を考えます。

この他にも、「勘六縁ホームページ」 や「勘六縁のお米ブログ」 のメンテナンス、パソコンでやる事務作業などの課題の改善、お米作りの技術的なこと以外に必要な情報の収集(「食」に関すること、「経営」に関することなど)、お世話になった方に会いに行く(先輩農家さんなど)、などです。

このほかにもありますので、出来る限り、実行します。

最後に、裕美氏の実家から、この本を借りてきました。「夢をかなえるゾウ」という本です。何度かご紹介した、輪島の先輩農家、新井さんのブログで知りました。夢をなくしたサラリーマンが、ゾウの神様「ガネーシャ」の出す課題に取り組んでいきます。まだ、60ページほどしか読んでいませんが、かなり面白いです。
ゾウ

この本を読むと、自分も「ガネーシャ」の出す課題をやりたいと思ってしまいます。興味のある方、ぜひご覧ください。

今年も、様々なことが起こるはずです。その度、色々な方にお世話になり、ご迷惑をお掛けしながら、成長していきたいです。

2014年も、どうぞよろしくお願いします。


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