勘六縁の田んぼから

野生動物に遭遇。そして、電牧について考える。

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。

昨日の夜、地元の先輩農家さんと飲み会をしました。おととい、たまたまお会いし、「そろそろ集まりたいですね」とお話したところ、急遽、昨日やってきました。

あまりに急遽すぎて、いつもの先輩農家さん達に声をかけなかったので、また近いうちにやりたいと思います。

そんな飲み会の帰り道、野生動物に遭遇しました。

はじめに、タヌキとキツネ。キツネがタヌキを追いかけていました。

「そんなことってあるの?」

と裕美氏と話をしましたが、間違いなく、キツネがタヌキを追いかけていました。

その直後、今度はシカに遭遇しました。
シカでした

かなり至近距離で、シカを見ました。シカに遭遇したのは、2回目か3回目の裕美氏は、

「かっけー!!!!!」

を連呼していました。確かに、野生のシカはかっこいいです。立ち方、動き方、スマートでかっこいいです。

先輩農家さんの家から私たちの家まで、車で10分もかかりません。その短い間に、タヌキとキツネとシカに遭遇しました。やっぱり、私の住んでいるところは、山奥で自然豊かなんだなあと感じます。

そんな野生動物(とくにシカ)ですが、田んぼの稲を食べまくります。そのため、電気の通る牧柵をしています。でも、あのかっこいいシカを見ると、「それでよいのだろうか」と思ってしまいます。

無肥料・無農薬の自然栽培には、すべての生き物を敵とみなさない、という考え方があります。どんなに小さな動物でも、植物でも、それぞれに生きている意味や役割がある。だから、例えば田んぼに生えてくる草にだって意味や役割があるから、草が生えてくると、

「あー、今年もたくさん生えてきた~(泣)」

と感じてしまいますが、草が生えてきたら草に感謝しようと、ある自然栽培の農家さんに教わりました。

そう考えると、シカにも生きている意味や役割があるから、電牧でシカ避けをつくるなんて、人間中心なのかなと感じました。

私たちのお米づくりには、まだまだ課題が多いです。今日の話は、すごく極端な話かもしれませんが、自然にいる動物や植物を、もう少し大切にしながら、お米づくりをしていきたいです。

周りのじいちゃんやばあちゃん、先輩農家さんの姿を見ると、農業には食べ物などを作ることの他に、土地、自然、環境を守るという姿勢を感じます。先祖から受け継いだ、大切な土地です。私たちも、その意識を大切にしたいです。


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