勘六縁の田んぼから

無肥料・無農薬米にこだわる理由①-2~自分の感覚から②~

この記事は、こちら「無肥料・無農薬米にこだわる理由①-2~自分の感覚から①~」をご覧になってから、お読み下さい。

デモクラティックスクールでは、どんな人でも、生まれながらにして、自分で学び、成長していく力を持っているという考えを理念にしています。

自然栽培も同じです。人を作物に置き換えて考えると、作物も、生まれながらにして、自ら成長していく力があるはずです。どんな肥料をやったら良いか、どんな農薬をやったら良いかという考えは、大人が子供のためと思って、あれこれするのと良く似ています。

街路樹は、肥料や農薬をやらなくても育ちます(肥料をやっている場合もあるかもしれませんが)。庭にある植木も、肥料や農薬をやらなくても育ちます。山の植物も、道端にある花や草も、みんな肥料や農薬をやらなくても育ちます。探してみると、肥料や農薬をやらなくても育つ植物はたくさんあるはずです。

作物だけは、肥料や農薬が必要なのでしょうか。そんな事はありません。僕は、何度もお話している様に、石山さんの所で自然栽培米の収穫を経験したし、高橋さんのところでも、自然栽培で野菜が育つのを見てきました。だからきっと、作物も自ら育つ力があるはずです。

また、育つ力があるかないかは別としても、人間が出来る限り手を掛けないで、自然のままで、シンプルに農業をした方が、自然環境には良いはずです。農薬をやらない方が、肥料をやらない方が、きっと良いはずです。そして、自然環境に良い方が、人間の体にも良いはずです。

僕は、感覚的にそう考えていて、無肥料・無農薬米にこだわっています。

あとは、自然栽培に興味のある方は、ぜひ自然栽培米を作っている田んぼを見に来て下さい。見ていただければ、何か分かるかもしれません。そして、ぜひ自然栽培米を食べてみて下さい。食べたら、何か分かるかもしれません。


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