無肥料・無農薬米にこだわる理由①-2~自分の感覚から①~
無肥料・無農薬の自然栽培米にこだわる理由は、これまでにいくつか説明してきました(詳しくは勘六縁の6つのこだわりから記事をご覧下さい)。 しかし、文章だけで無肥料・無農薬米の魅力を伝えることの難しさを感じています。
その事で悩んでいると、ある事に気付きました。僕が自然栽培米にこだわる大きな理由は、ひとつは、自然栽培でお米や野菜を作っている事実を見たり、経験したりしてきたからです。もうひとつは、その上で、ただシンプルに、「自然栽培がよい、したい」、そう感じているからです。これは、僕自身の感覚的なことです。感覚的なものを文章で伝えるのは難しいですが、今回は、自然栽培米にこだわる理由として、「感覚的にそう感じている」という事を説明します。
今週の日曜日、盛岡で今年の4月からプレオープンする「デモクラティックスクール翼」の設立準備会に参加してきました(詳しくはデモクラティックスクール翼をご覧下さい)。デモクラティックスクールの特徴は、カリキュラムやテスト・成績表がないこと、年齢に関係なく子供達が一緒に過ごすこと、スクールの運営には全員が参加すること、等です。
カリキュラムがなく、登校したらすべて自由時間です(毎日遊んでも大丈夫です)。そのため、自分自身で何をするか、したいかを考え、行動する毎日です。自己紹介でも書きましたが、僕は就職でかなり悩みました。悩むことは、全く悪いことではありませんが、ずっと悩んでいると、自分が駄目な人間に思えてきて、不安や焦りをすごく感じます。そこから立ち直るには、けっこうなパワーが必要です。このスクールのように、自分自身で何をするか、したいかを考えて行動する毎日は、そうした場合にとても役立つはずです。また、最近よく、「今の若者は、言われたことはするけど、言われたこと以外は全くしない」という話を聞きます。このスクールで、自分の考えに従って行動していれば、「言われたこと以外も出来る」様になるはずです。
年齢に関係なく子供達が一緒に過ごすことは、様々な考えや価値観と触れることになるので、お互いに成長し、コミュニケーションの方法も学ぶことが出来ます。
スクールの運営に全員が参加するとは、スクールのルールや予算、スタッフの選任などの運営に関わるすべてのことを、子供もスタッフ(学校の先生とは異なり、子供が望んだことだけ手伝います)も対等な一票を持ったミーティングで決めるということです。これは、互いの考えを認め、尊重し合いながら、みんなが納得するように物事を進める経験などにつながります。
こうした特徴を持つデモクラティックスクールは、どんな人でも、生まれながらにして、自分で学び、成長していく力を持っているという考えを理念にしています。大人が、子供の為だからといって、あれこれしなくとも、子供は自分自身の力で成長していけるはずです。
大雑把に説明すると、こんなスクールです。ちょっと長くなりましたが、このスクールの考え方と、自然栽培の考え方がとても似ているので、説明しました。
続きは、こちら「無肥料・無農薬米にこだわる理由①-2~自分の感覚から②~」をご覧下さい。