「遠野4号」のご紹介。
「遠野4号」(1930年(昭和5年)、遠野市生まれ)
昭和17年頃から遠野や岩手県内で育てられていた品種です。昭和初期、冷害の常襲地帯である遠野に農事試験場ができ、寒い地域でも育つ品種として、遠野4号が生まれました。岩手在来のお米を両親に持ちます(「岩手二十日早生1号」と「岩手早稲愛国2号」)。
当時としては育てやすく、「とれだった(よく獲れた)」と市内に住むじっちゃんばっちゃんたちも話します。しかし、今では育てる人はいなくなりました。
亀の尾の栽培を続ける中で、この地域に合う品種を作りたいという思いが芽生えました。そこで、2015年から少しずつ栽培を始めた「遠野4号」。昨年の冷夏・天候不順でも、穂を早くに出し、ある程度の収穫量がありました。
地域の自然環境に合ったものづくりの大切さを改めて感じ、今年から面積を大きく広げ、本格的に販売開始となりました。いずれは、私たちだけではなく、小友という地域にも広げていきたいと考えています。
穂が出てくると、野毛が赤くて野性的な見た目に驚きます。
粒が大きく、さっぱりとした味わいです。収穫後、籾のまま貯蔵していくうちに、うまみが出てくる印象があります。
以前のブログでもご紹介していましたので、もしよかったらご覧ください☆
ブログ「去年からの挑戦『新しい種まき「遠野4号」と「と系23号」』。」
ブログ「去年からの挑戦。「遠野4号」と「と系23号」を選んだ理由。」
今年から、皆さんへお届けできるのが楽しみです。
この土地ならではの味を、味わっていただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。