無事に収穫が終わり、新米の発送と来年に向けた土づくり。
こんにちは。陽佑です。前回のブログは10月3日、まだ稲刈りが始まったばかりの時期でした。それから、あっという間に1か月半がすぎ、久しぶりの更新です。
今年の収穫も、無事に終えることができました。地元の方はじめ、たくさんの方にお越しいただき、種まきから収穫までを終えることができました。皆さま、ありがとうございました。
ひとまず、目標の収穫量を確保することができ、ほっとしています。ただ、本当はもっと収穫量が多いと予想していたので、残念な気持ちも大きかったです。昨年同様、クログワイという草対策を考えることもそうですが、新しい課題として、これだけ暑い年には、どのようなお米作りをしていけばよいのか、考えさせられています。
遠野小友だけではなく、遠野全体を見ても、今年は収穫量が例年より少なくなっているようです(陽佑の友人、知人から聞いた限りでは、です)。そのため、私たちだけではなく、地域全体としても、技術を新しくしていく必要がありそうです。
たとえば、水管理については、寒冷地なのでどう水を温めればよいかがポイントでしたが、これだけ暑くなると、どう冷やすか、どの時期まで水をいれるか、どのタイミングで(日中なのか、夜なのか)水をいれるか、などを、新しく追加する必要がありそうです。
10月の最終週より、新米の出荷を始めています。今年もたくさんの方にお送りさせていただき、ありがとうございます。毎年、新米のご予約を頂くタイミングと、新米発送後にご連絡を頂くタイミングは、緊張します。美味しいと感じていただけたら、幸いです。
タカさんも、引き続き助っ人に来て頂いています。
今年は、昨年までよりもさらに新米出荷が多かったです。遠野の小友という場所から、いろいろな場所へお米をお送りし、この地のものを食べて頂けるなんて、不思議な感覚もあり、でも、とてもありがたいことです。改めて、この地域の自然あってのお米作り、受け継いできた方々に感謝です。
最後に、何度も話題にあがっている、私たちのお米作り1番の課題、クログワイという草対策についてです。昨年は、久しぶりに秋に田起こしをしました。耕しながら畝(うね)を作っていく、二山耕起という方法でやってみた結果、今年のクログワイは、少し減ったように感じました。そのため、秋に耕すことでクログワイの種を凍らせる、というアプローチ自体は、あっているのかなと考えました。
そこで今年は、クログワイの種がより凍るように、ディスクロータリーを使用した秋に田起こしをしました。
このような、円盤が付いた作業機です。円盤が回転しながら、いつも使用しているロータリーよりも深く耕し、土を反転してくれます。
作業後は、このような状態です。ちょっと分かりにくいですが、大きな畝が出来上がります。こうすることで、空気の通りがよくなり、より土が凍りやすい状況になるのではと、やってみました。
今年は暖冬になると予報が出ていますが、遠野小友の寒さに期待したいです。
久しぶりで、内容が盛りだくさんなブログ、失礼しました。次回からは、あまり大盛りにならないようにしたいと思います。今日もご覧いただき、ありがとうございました。
【勘六縁のお米】
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ただ今、遠野4号とササニシキを販売中。亀の尾は完売しました。ありがとうございました。