勘六縁の田んぼから

11年目の変化。

こんにちは。陽佑です。2か月半ぶりに書き始めましたが、まだ何を書けばよいか迷走中です。どうしましょう??

裕美氏、産休に入りました。直前まで頑張ってもらうことになってしまい、申し訳ないなと思いつつ、甘えさせてもらいました。助かりました。ありがとうございます。

これまで、お客さまとのやり取りは裕美氏と里江にほとんど任せていました。産休、育休中は私もやって参ります。皆さま、これを聞いて少し不安になっていらっしゃるかもしれません。私も不安です(笑)。てんやわんやになりそうですが、長い目で見て頂けますと幸いです。

今年は、全体的に稲が元気な田んぼが多いです。
2021年6月7日 田植えが終わって、夕焼けがきれいだったなあ。

6月7日の田んぼ。夕焼けがきれいでした。まだ田植え後の苗が小さく、大丈夫か不安になるほど。

2021年7月23日 今年は元気な田んぼになりました!
7月23日の田んぼ。1ヶ月半で、こんなに大きくなりました。去年まで、草が多くて大変だった田んぼ。なんでかな、なんでかなと疑問でしたが、今年やっと解決の方向性を見出せた気がします。

11年かかってしまったけど、これからも継続的に元気な田んぼが多い状況を作れそうかなと、少し自信を持つことができる年になりました。父がよく、

「継続は力なり」

と言っていました。基本的に、なんでも長続きしなかったですが、お米づくりは、たくさんの方に支えられながら、何とか続けてくることができました。続けてみて初めて分かる、「継続は力なり」、でした。

稲が元気な理由は、いくつかあります。そのひとつが、春の田起こしのタイミングです。タイミングは、

① 耕すと土ぼこりがでるぐらい、土が乾いていること。

② 稲わらの分解も進んでいること。

を意識しながらやってきました。その年によって晴れの日が続く時期が違うので、4月初旬にやったこともあれば、5月のGW頃にやることも多かったです。5月17日頃から田植えを始めたいので、遅くとも、5月10日までには終わらせたいと思って、これまでやってきました。

今年は、狙った訳ではなく作業の進捗が遅くなったため、ほとんどの田んぼを5月16日に耕しました。そのため、田植えも5月22日から始めることになりました。どうなるか不安でしたが、田植え後の苗の生育が順調でした。

田植えのタイミングも試行錯誤してきましたが、ここ数年は、5月17日頃から始めることでよいだろうと、考えを落ち着かせていました。でも、そうでもなさそうです。

作業の方法も重要ですが、タイミングもとても重要だと、勉強になりました。

それともうひとつ。まだまだ完璧にできていませんが、水位の管理をより正確に出来るようになったことも、稲が元気な理由のひとつです。

自然栽培農家、無農薬農家の一番の悩みは、草をどう抑えるかと言ってもよいぐらい、草対策で悩んでいます。今は、地域のおばちゃん達と一緒に、草が多い田んぼは手で取るようにしているので、何とかなっていますが、プロのおばちゃん達が出来なくなったら大変です。
2021年7月23日 最後の2日間の草取り、30℃超えて大変でしたが、こんなに元気でひと安心。
今年最後に草取りをした田んぼ。暑くて大変でしたが、みんなで頑張った分、稲は元気になりました。

このような手取りが出来なくなったとしても、どうやったら草を抑えることができるだろうと悩んできました。そのひとつが水位の管理でした。遠野小友のような超寒冷地でも、深水で管理していくことが、稲も元気に育ち、草も抑えることのできる方法だと、今年は確信を持つことが出来ました。

11年目のお米づくりも、初めて学ぶことが多く、まだまだ奥が深いです。全国には、私が知っているだけでもたくさんのすばらしい農家さんがいらっしゃるので、自分もそうなれるように、毎年成長していきたいです。

久しぶりの投稿、何とか終わりを迎えることができました。ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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新米ならではのみずみずしさや味わい、一度ぜひお試しください。


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