長生きの人たちと、一緒に農業をする。
こんにちは。陽佑です。2月に入りました。雪は相変わらず少ないですが、寒い日が続きます。今日は、久しぶりに裕美氏も雪かきをしました。少なくて楽だったので、楽しそうです。2月こそ、雪が多く降ってきて欲しいです。
前回の馬場ブログは、「毛布のような雪」というタイトルでした。なんとも素敵なタイトルです。その前のブログ(雪が積もるとできるもの)も、奇跡的な場面のあった内容でした。詩人のような素質があるのかもしれません。いつか、「馬場こころの俳句」をつくったら面白いかもです。
今日のブログは何を書こうかなと、迷っていました。そんなとき、先輩農家さんのお宅に用事があって伺ったところ、こんな手拭いがありました。
年令の六十に迎えがきたら
還暦六十才 とんでもないと追い返せ
古稀七十才 未だ未だ早いとつっぱなせ
喜寿七十七才 せくな老楽これからよ
傘寿八十才 なんの未だ未だ役に立つ
米寿八十八才 もう少しお米を食べてから
卒寿九十才 年令に卒業はない筈よ
白寿九十九才 百才のお祝いが済むまでは
茶寿百八才 まだまだお茶が飲み足らん
皇寿百十一才 そろそろゆずろうか日本一
母方の祖父も、こんなことが書いてある湯呑茶碗を持っていたような記憶があります。
私たちの課題のひとつとして、父と母に頼ってしまっていることがあります。それでは駄目だと思い、給料も少し払えるようにはなりましたが、それ以上に手伝って頂いていることが多いです。
また、私が農業を始めたことで、よく、笑いながら人生設計が狂ったと言っています。そのことに、こんな私でも多少責任を感じています。
どうしたらよいものかなと考えていたところ、この手拭いをみて、60歳代はまだまだ若いのだな、長生きをしてもらって、少しずつ払える給料を上げていければ、少しは親孝行になるかもしれない、と勝手に前向きになってきました(笑)。
両親にかぎらず、私たちは田植えを手でやったり、草取りを手でやったり、じいちゃん、ばあちゃんの技を頼りにしているところがあります。もちろん、私たちを含め、若い人たちで受け継いでいかなければいけないものですが、あと10年はみなさんに元気でいて頂かないと、技を受け継ぐことは大変です。
私たちと一緒に農業することが、少しでも皆さんの生きがいにつながり、長生きして頂くことで、技を受け継いでいける状況にしていきたいです。
ということで、勝手なまとめになりますが、両親はじめ、地域のじいちゃん、ばあちゃんの力をこれからも沢山お借りしていきたいと思います。
それでは最後に、いつもの「ぽちっと運動」にご協力をお願いします。今日もご覧いただき、ありがとうございました。