勘六縁の田んぼから

「ごめんね」と「ありがとう」

こんばんは。

本日の担当は、裕美(嫁)です。

昨日のブログで、スイカの話題になりました(「自然を母、労働を父。」 をご覧ください)。

そうなのです、今年はスイカがたくさんなりました。もともと小玉スイカですが、さらに小さく”小々玉スイカ”と言ったところでしょうか。

その中でも、奇跡的に大きくなったスイカを、うきうき収穫してきて・・・(この顔、大丈夫かなぁ)
ちょっと小さくない?

わくわく割ってみたら・・・
残念

がびーん。早かったみたい。実が白い、種も白い。ごめん、スイカよ。

「受粉してからよ、45日くらい経ったら獲るんだかんな」

茨城の父の実家で、ばあちゃんに言われたことを思い出しました。でも、いつ受粉したのか、思い出せない。というか、自然に受粉したものばかり(人間が雄しべを持って、雌しべにちょんちょんとする方法もあります)なので、いつかわからない。

ということで(笑)、来年は日数を(大体は)数えるようにします。

さてさて、もうすぐ稲刈りの時期を迎える勘六縁の田んぼ。

実は、ごめんねを言いたい田んぼがひとつあります。

2枚並んでいるこの田んぼたち。
色が違う

色が違うの、お分かりになりますか?

どちらも、自然栽培歴が4年目で、「亀の尾」を植えた田んぼなのです。

左は黄金色、右は黄金色というか白っぽい。

なぜこうなったかと言うと、手で草とりをしたかしないか。そこなのです。

左は、除草機を3回押したあと、たくさんの方に手伝ってもらいながら手でも草とりしました。右は、除草機を3回押したのみ。

草に負けました。いや、草に負けそうだという稲たちのメッセージを感じながらも、手が回りませんでした。

この田んぼを見るたび、なんだか申し訳なくなります。パヤパヤの稲たちに、ごめんねと言ってきました。

※「パヤパヤ」とは、ちょっとしかなくて、頼りないような状態をみたときに使います。

でも、近づいてみてみると。
力強さ

パヤパヤだけど、穂がついています。

左の黄金色田んぼの穂がこの長さだとしたら、
穂を垂れる

右の白い田んぼはこのくらい。
垂れない

短いけれど、ちゃんと穂をつけてくれていました。すごいなぁ。

すごいから、ありがたいから、これからはこう伝えようと思います。

「ごめんね、ありがとう」

来年は、少しでも多くの稲たちに、存分に力を発揮してもらえるよう、冬の間に二人で考えたいと思います。

皆さんが、きれいな夕焼けを見て、明日もやったるでと思える夜でありますように。

今日も一日、ありがとうございました。


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