勘六縁の田んぼから

2014年のお米づくりが始まり、種もみの「脱ぼう」作業をしました。

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。

いよいよ、2014年のお米作りが始まりました。

はじめに、毎年恒例の作業ですが、種もみの「脱ぼう」という作業をしました。

脱ぼうとは、籾についている「のげ」というものを取り除きます。左が「のげ」付きのもの、右が「のげ」を取り除いたものです。
まちがいさがし

「のげ」があると、種まきのとき「のげ」が絡まって、均一に播くことが出来ません。

裕美氏が動画を撮りましたので、作業風景をご覧ください。

裕美氏が紹介していますが、この機械は、脱ぼうだけではなく、選別もしてくれる優れものです。

私が脱ぼう前の籾を入れ、裕美氏が脱ぼう後の籾を入れました。脱ぼう後の入り口付近は、ちょっとホコリがまっているので、ネッグウォーマーをマスク代わりにしている裕美氏です。
マスクマン

昨日1日かけて、今年の作付面積3ha(町歩)分の種もみを準備しました。

一般的には、種もみは農協などから購入する場合がほとんどです。

でも、無肥料・無農薬の自然栽培でお米作りをしている私たちは、自分たちで作ったお米を、そのまま種として使用します。2011年に就農して以来、その様にして作り続けてきているので、自家採取3年目の種もみを使用します。

先週に訪れた、千葉の先輩農家さんも言っていました。

「自然栽培は、土づくり・種づくり・人づくり」

種づくりとは、簡単に言えば、自家採取し続けることです。その土地にあった種をまき、自家採取し続けると、その土地でしか採れない野菜やお米、もっと言えば、私たちの田んぼでしか味わうことのできないお米になるそうです。

10年後、20年後、30年後の田んぼの姿やお米の味を楽しみにしながら、4年目のお米作りを、ゆっくりと始めます。


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