自然栽培の難しさが伝わる田んぼと「これでも無肥料・無農薬なの?」と驚く田んぼ
こんばんは。今日の担当は、陽佑です。
先週の土曜日、2月22日に、私たちの住む遠野市小友町の伝統行事、「裸参り」がありました。350年以上も続く歴史ある行事です。五穀豊穣や家内安全などの願いを込めて練り歩きます。動画をご覧ください。
伝統行事や郷土芸能など、どうして始まったのか、どのようにして受け継がれてきたのか、知らないことが多いです。いつか、地元で詳しい方に聞いてみたいと思います。
去年まで、田んぼにお越し頂いた方にどのような田んぼを見て頂くか、どの田んぼで体験をして頂くかというとき、
「できるだけ草が多いところ、できるだけ収量の少ないところを見て頂こう」
と考えていました。
理由のひとつは、無肥料・無農薬の自然栽培で作った田んぼの現実を感じて欲しかったからです。
もうひとつは、恥ずかしい話ですが、「自分は頑張ってます」ということを、大変そうな田んぼを見て伝えたかったのだと思います。
なんとも情けない話で申し訳ございません(笑)。
最近、それでよいのだろうかと思うようになりました。もちろん、自分の頑張りを自分でアピールすることはかっこ悪いのでよくありませんが、大変そうな田んぼを見せるだけでよいのだろうかと、疑問を感じるようになりました。
お越し頂いた方が、興味を持ってくれるだろうか、元気になるだろうか、自分もやりたいと思うだろうかと考えると、草が多くて収量が少ない田んぼを見せるだけではだめなのだと思います。
「えっ、この田んぼも自然栽培の田んぼなの!?普通の田んぼとほとんど変わらないじゃん!」
と、驚く田んぼ、感動する田んぼを見せることも大切なのだと思います。
地域の人たちが「無肥料・無農薬でこんなにとれるなら、自分もやってみたい」と思える田んぼ、お客さまやお越し頂いた方が「こんなにとれるの!」と元気になる田んぼ、新しく農業を始める人が希望を持てる田んぼを作っていきたいです。
それでは、今週もどうぞよろしくお願いします。