自然栽培を始める前に考えていたこと、「苦手意識あるなあ」
こんにちは。今日の担当は、陽佑です。さきほど、近所で産まれた子牛を見てきましたが、元気でした。
農業を始める前、考えていたことがありました。
「何かを作ったりすることなんて、自分にできるんだろうか?」
よく、職人さんは「手に職をもつ」と言われます。農家のみなさんも、職人さんに近い存在です。
不器用なので、何かを作ったりすることは苦手で、お米を作ることができるのか、職人になれるのか、疑問を持っていました。
そんな私は、1年間の自然栽培米作りの研修を経て、2011年に就農し、初めてお米を作りました。
案の定、2011年は、これでもかというほど、数々の失敗をしました(笑)。でも、そのお陰で、作業のひとつひとつの意味を考えることができたので、今後にプラスとなる失敗だったと思います。
お米作りを3回経験した今は、他の農家さんの方と比較したらお米作りはまだまだ下手くそですが、それほど苦手意識がなくなってきました。苦手なことでも、やってみればなんとかなるものだなあと、感じています。
もちろん、私一人の力では、こんな風には思えなかったです。裕美氏や家族、お世話になっている自然栽培農家の方々、地域の農家の方々、お客さま、などなど、多くの方に支えられた結果です。みなさま、ありがとうございます。
農家の定年を65歳と仮定すると、今年の3月で30歳の私は、残り36年の農家人生で、お米作りは、あと36回です。こう考えると、けっこう少ないし、毎年が貴重な機会です。
その年ごとに、大切にお米作りをやっていきたいです。
最後に、師匠の石山さんにはよく、
「遠野(遠野出身の私のあだ名です)が米作るんじゃなくて、自然が作るんだ(笑)」
と言われていました。
自然への感謝も忘れずに、今年のお米作りに取り組みます。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。