田んぼにおける年間の投入カロリーと産出カロリー~スガノ農機のカタログから~
こんばんは。今日の担当は、陽佑です。
面白い記事をみました。トラクターにつける作業機メーカー、「スガノ農機株式会社」のカタログに、こんなデータが載っていました。
スガノ農機株式会社のホームページ ⇒ 「こちら」
※ 「スガノ農機株式会社」 総合カタログ 2014上 P4より引用
トウモロコシ(畑作)は、年間投入カロリー634,000カロリーを100%とすると、子実(トウモロコシの実の部分)の産出カロリーは71%です。
水稲(水田)はどうかというと、年間投入カロリー657,000カロリーを100%とすると、子実(米)の産出カロリーは333%です。
上記のデータは、化学肥料が使われているので、一般的な農法で計算したものだと思います。あくまで推測ですが、自然栽培のお米作りについても計算してみます。
年間投入カロリーのうち、「化学肥料」は使っていないので、この項目は0カロリーになります。「機械(製造エネルギー)」と「燃料」は、ある程度同じぐらいと仮定します。投下労働力は、無農薬米は草取りが必要になるので、2倍のカロリーが必要と仮定します。
その結果、投入カロリーの合計は、654,000カロリーとなります。
次に、産出カロリーは、どの地域でも、地域の平均収量の半分は収穫できていると思うので、半分の1,080,000カロリーとします。
あくまで推測ですが、自然栽培10aの田んぼの年間投入カロリー654,000カロリーを100%とすると、子実の産出カロリーは165.1%となります。
整理すると、一般的な栽培だと投入カロリーの3倍以上、自然栽培だと1.6倍のお米が収穫できています。すごいです。
投入したカロリーだけではなく、自然の力を吸収するのが上手な作物なのだと思います。今日の夕飯は、自然のエネルギーたっぷりなお米を感じてみます。
最後に、昨日のプロフェッショナル、ご覧になった方はいますか?
昨日は、ガンバ大阪の遠藤選手でした。33歳と、サッカー選手のなかでは若いとは言えない年齢ですが、ずっと日本代表になっています。
「淡々と、自分のやるべきことをやる姿勢」が、印象的でした。
「淡々とお米作りをすること」
けっこう難しいです。ひとつひとつの状況に、一喜一憂したりしてしまいます。精神的にもろいので、気持ちが落ち込むと切り替えるのに時間がかかります。自分の目標に向かって、淡々とお米づくりできるようになりたいと思いました。
それでは、いつもの「ぽちっと運動」にご協力をお願いします。今日もご覧いただき、ありがとうございました。