わら細工を体験する。「ほれ、ちょりちょりってすればいんだよ」。
こんばんは。今日も、陽佑が担当します。どうぞ、よろしくお願いします。
裕美氏の父方の祖父と祖母は、専業農家です。私たちは、米と自分たちで食べる野菜ぐらいしか作っていませんが、裕美氏の祖父母は、なんでも作っています。そして、なんでもけっこう多く作っています。家に行くと、これでもかというぐらい、大量の野菜を頂いてきます。
私の祖母もスーパーばあちゃんだと思いますが、裕美氏の祖父母も、かなりスーパーです(笑)。
今週の火曜日、そんなスーパーじいちゃん&ばあちゃんから、わら細工を教えて頂きました。
はじめに、「しめ縄」づくりを教えて頂きました。材料は、写真の右側に見える、一般的な稲刈り後のワラと、左側に見える、「しめ縄」用のワラです。「しめ縄」用のワラは、穂が出る直前に刈取り、青い色のまま乾かすそうです。品種は、一般的に食べられているものではなく、背が高いものでした。また、しなやかなので、わら細工に向いていました。
「しめ縄」づくりは、工程の順番通りに写真をとればよかったですが、ありません(笑)。言葉で説明すると、以下になります。
① 稲刈り後のワラを、3束作る。(写真にあるような束です)
② しめ縄用のワラを、3束作る。
③ しめ縄用のワラで、稲刈り後のワラを包む。(稲刈り後のワラはかたいので、骨のような役割)
④ 2束をねじっていく。
⑤ ねじった2束と、残りの1束をねじり、完成。
以上になります。そんなに難しい作業ではありませんでした。あまりの下手さに、裕美氏の祖父母は、終始、笑っていました。
「そうでねぐ、こう!!」
「あっ、すみません」
そんな会話を、なんども繰り返しました(笑)。じいちゃんが作ったしめ縄は、ばあちゃんの足元にあるものです。
次に、わら細工の基本であろう、下の写真のようなものの作り方を教えて頂きました。よく、正月に飾りものとして使われる、輪っかを作ってみました。
作り方は、しめ縄とほとんど同じです。ワラを3束作り、ねじっていきます。作り方を聞いたところ、
「それは簡単だ。ほれ、ちょりちょりってすればいいんだよ」
と言われました。
「えっ、ちょりちょりってどういうことですか?」
と聞いてみると、
「いや、ちょりちょりってすればいいんだよ」
と、言われました(笑)。
そんな会話をしている私のとなりで、なぜか、裕美氏は分かったと言いながら、作り始めていました。そして、
「たしかに、これはちょりちょりだ」
と、裕美氏まで言い始めました(笑)。
ちょりちょりという言葉を聞いて作れるようになった方、もしよろしければご連絡ください(笑)。
私たちのじいちゃんばあちゃんだけではなく、いま元気な方々から、どれだけの技や知識など、引き継ぐことが出来るのかなあと思います。私たちは、せめて自分たちのじいちゃんばあちゃんから、出来る限り多くのことを受け継いでいきたいです。
それでは、今日もご覧いただき、ありがとうございました。