勘六縁の田んぼから

シカのきもち。

こんばんは。

本日の担当は、久々の裕美(嫁)です。

遠野は、一日風が強い日でした。昨晩、けっこう雨が降ったのですが、強風により乾いた稲たち。「あれ?田植えなのかな」と感じるような水たまりがある中、脱穀の続きをしました。
ひえる

さ、さむかった・・・ ひょえ~ひょえ~と心の中で叫びながら(笑)、何とか一枚終わりました。

あと小さな田んぼが2枚。がんばります。

さて、今年もやはり、シカがお米を食べにくるわけです。

電気牧柵をどうやってか攻略し、侵入に成功したと見えます。

そして、稲たちに忍び寄り、どの辺がうまそうかなぁと、うろうろすると考えられます。足あとだらけだもの。
うろうろ

足あとはこんなかんじ。手をチョキにしてハイハイをすると、人間でも同じ足あとをつけられそうです。
グーなら勝てる

例えば、食べられなかった稲の束はこんなかんじ。たわわに実った籾たちはそのまま。
ずっしり

食べられるとこんなかんじ。あれ?こんなに短かったっけ?と思ってしまいます。
シカでした

きっと、口でうまい具合にしごいて取って、もぐもぐと味わっているのでしょう。美味しかったかい、シカたちよ。

今年もやられたね~と家族で話していたら、陽佑氏が一言。「でも、全部は食べないんだね。すっからかんになってもよさそうなのに」とのこと。

確かにそうですよね。

そこで思い出したのが、映画「河童のクゥと夏休み」のワンシーンです。河童といえば遠野!ということで、遠野も舞台のひとつになっている、アニメ映画。陽佑氏も私も、感動した映画です。

最後、自分の新しい居場所を見つけたクゥ(河童の子ども)が、頭を深々と下げながら、その土地の神様に言った言葉。

「土地の神様。おらが生きていけるだけの魚を獲ることを許してください」

これだ。と思いました。本来、シカたちもこういう気持ちなんじゃないかと。

生きていけるだけの食べ物を得て、必要以上に獲らない。自然の大きな流れのひとつだということを知っているのかなと思います。見習わなきゃです。

とはいえ、山の木の芽や野菜を食べつくしてしまう被害もあるそう。シカたちも生きるのに必死なのかもしれません。そのくらい、生態系のバランスを崩してしまった原因は、きっと私たち人間にあるのでしょうね。

陽佑氏の一言で、いろんなことを考えた日でした。意見や考えが違うとけんかになりますが(笑)、違うからこそ面白いこともいっぱいあるのですね。ありがとう、陽佑氏。

明日も盛岡・材木町の「よ市」に出店します。今回は陽佑氏ひとりで向かいますので、よろしくお願いします^^ イベントは、ジャガイモ詰め放題。お一人様一回100円だそうです。星座前で16時からです。

今週も一週間、お疲れさまでした。土日もお仕事の方、ファイトです♪

今日も一日、ありがとうございました。


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