勘六縁の田んぼから

種を取り続け、勘六縁にしかないものを作ります!

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。引き続き、稲刈りしまくりの毎日ですが、今日は突然、カミナリがゴロゴロなり、雨がザーっと降ってきました。刈ってしまった分の稲を置いておくわけにはいかないので、「いやー、超気持ちいいね!!」とずぶ濡れになりながら頑張り、刈り倒した分の稲を「はせ」に掛けました。

農業していると、自然相手なのでたまにこんな場面もあります。なんだよ!と思ってしまうこともありますが、たまにはずぶ濡れになるのも、よいものでした(笑)。

今日は、美味しいお米をお届けするため、無肥料・無農薬米(自然栽培米)作りには欠かせない、種を採り続けることについてのお話です。

勘六縁では、明治時代に作られていた「亀の尾」という品種を栽培しています。希少価値の高い品種で、日本の白米の祖先にあたる品種です。

この「亀の尾」ですが、昨年作ったものを種もみとして、今年のお米作りに生かし、今年収穫したものを来年の種もみとします。これを毎年繰り返すことで、その土地の風土に合ったお米へと変化していきます。やがては、勘六縁にしかないお米へと変化していきます。どんなお米になっていくのか、とても楽しみです。

野菜の種も採っています。今週は、トマトの種を採りました。
トマトにも種はある
参考資料

今年も、定期宅配のお客様へおすそ分けできたトマトですが、来年もまた、おすそ分けしたいと思います。もちろんトマトも、種と採り続けることで、勘六縁にしかないトマトへと変化していきます。

無肥料・無農薬栽培のすばらしいところは、始めるときには種が必要ですが、一度作り出したら、あとは買う必要が一切ないということです。安心な「食」の第一歩となる種を、自分たちで守っていけます。

さらに、肥料も農薬も必要ないので、すべての材料が自分たちの畑と田んぼにあります。種も、苗作りをする土もです。

ということで、残り半分とちょっとになった稲刈りも頑張って、来年のお米がさらに美味しくなるように、種をしっかり確保したいです。

明日も頑張るぞ。


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