勘六縁の田んぼから

資本主義経済の中で無肥料・無農薬米に取り組む意味

今日は、地元のお祭りでした。写真は、獅子踊りというものです。約9年ぶりにお祭りを見ましたが、同級生が中心になって踊っていて、みんな頑張っていて、すごかったです。
勘六縁のお米

今週は、大学のときお世話になった「経済学」の本を少しだけ読んでみました。

その本に、こんな文が出てきます。

「人間にとって制御不可能な環境破壊をひき起こすような生産方法は、たとえ生産物単位当たりの「コスト」が安く効率的に見えたとしても、けっしてより高い生産力の実現とはいえない」(入門経済学 鶴田満彦編 有斐閣新書 1979 より抜粋)

今の農業を見てみると、科学肥料や農薬を使った方法は、ほとんどの方が「人間にとって制御不可能な環境破壊をひき起こすような生産方法」だと認識していると思います。

有機質肥料を使った方法も、以前にも書きましたが(無肥料にこだわる理由④~環境への配慮から~ )、環境に負荷をかけます。有機質肥料は、地球温暖化の原因となっているメタンガスや酸化窒素の発生源です。家畜の飼育には、大量の食糧と水が必要です。そして、家畜飼料の生産には、大量の石油エネルギーが必要です。

以上から、「人間にとって制御不可能な環境破壊」をひき起こさない方法は、無肥料・無農薬による方法ではないでしょうか。

新人農家で、まだまだ未熟です。でも、自分が無肥料・無農薬米(自然栽培米)に取り組むことで、少しでもこの農法が認めてもらえればと願っています。


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