川口由一(かわぐちよしかず)の自然農
今年は、つばめが2組巣を作り、1組は無事に巣立ち、もう1組はいま子育ての真っ最中です。毎年、猫に巣を荒らされていたようですが、今年はみんな順調に育っています。
無肥料・無農薬栽培(自然栽培)と似た農法はいくつかあり、今回は川口由一氏の自然農を紹介します。
川口氏の自然農とは、「耕さず」、「肥料は施さず(持ち込まず持ち出さない)」、「農薬除草剤や用いず」、「草や虫を敵としない」が原則です(「現代農業2010.8」を参照)。
この考え方と自分の無肥料・無農薬米作りを比較すると、「耕さず」という所だけ大きく違い、あとは若干の違いはあるものの、ほとんど一緒の考えです。
また今度、「耕す」理由を詳しく説明出来ればと思いますが、基本的には、収量の面から耕した方がよいと考えています。
今日言いたかったことは、「持ち込まず持ち出さない」という考えについてです。無肥料は、川口氏の言葉を借りると、「持ち込まず」ということになります。
自然にある木々や草、花などの植物は、人間が肥料をしなくても(持ち込まなくても)、毎年立派に育ちます。それが、自然です。
そのような自然に近い形の栽培方法が、今取り組んでる無肥料・無農薬栽培だと思っています。自然に近いということは、おそらく環境にもよいはずです。環境によいということは、体にもよいのだと思います。
「無肥料」という言葉がピンと来ない方でも、「持ち込まず」という言葉であれば伝わるかもしれないと思い、今回は取り上げてみました。