勘六縁の田んぼから

小友で上映会。この土地の風土とは。

こんにちは。
本日の担当は裕美(嫁)です。
陽佑氏と里江さんのブログ登場も近いかと思いますので、それまで裕美(嫁)ばかりで恐縮ですが、どうぞお付き合いくださいませ。

先日の経営指針発表会後に、改めて個々に10年ビジョンを考えています。私は今年41歳になりますので、50歳までのビジョン。プライベートと仕事の役割の二つ。娘も10年後は16歳。今はしっちゃかめっちゃかな日々ですが、近い将来、あぁ懐かしいなと感じることでしょう。

2~3年後までは具体的に書けるとしても、その先がけっこう難しい。10年後は書いたとして、5~8年後あたりがばふっとしてしまいます。毎年書くので、毎年よいものに更新されていくと思います。それに、書くと叶う。これが面白い。3年後に実現したらいいなということが、例えば今年叶ったりします。アンテナがぴょこぴょこ立つのでしょうね。

さてさて。先週の土曜日は、小友地区センターの体育館で映画上映会でした。主催のお不動みのたけ倶楽部・社会教育班の皆さん、ほんとうにお疲れ様でした。ありがとうございました。

はじまりの会。能勢さんのご挨拶中。

田下さんのお話。小友のばっちゃんたちとの再会を、何より喜んでいました。

陽佑、能勢さん、晃さん。晃さんの最後のご挨拶も素敵でした。

映画「どこかに美しい村はないか」の第二弾として、映画「僕の稲作は未来に向かって進む」を上映してくださいました。2021年頃の小友町と勘六縁を撮ってくださった映画です。父が急逝し、息子が生まれた年で、菊池家としても大きな変化の時でした。

当日は、ご近所さんやお世話になっているばっちゃんたちと一緒に映画を観ることができました。小友のひとたちと小友で観ることができて、それがまず嬉しかった。どれだけ日々助けてくださっているか、就農当初から思いを寄せてくださっているか、思い出しながら観ました。

翌日会ったばっちゃんたちからは、こんな声がありました。
「よかったよ~きれいだった」
「あんなにきれいに撮ってもらって、やっぱりプロなんだなと思ったよ」
「小友ってきれいなんだなぁ」
「(映画づくりの、勘六縁の)取り組みもひっくるめて、いいなと思ったよ」

映画第一弾のプロデューサーであり、米主さんでもある田下啓子さんが話す、

「小友のばっちゃんたちの朗らかさ、たくましさは、この土地の風土であり、宝である」

という話が私は好きで、だから都会から嫁に来るときに、なんだか安心したのだなと腑に落ちました。歳を重ねても、こうなりたいなという人がたくさんいるというのは、安心して生きられる気がしたのでした。

映画を通じて、この土地の方々がこの土地への誇りを再確認する機会になったとしたら、それはもう最高だなと思います。都会の方々が観て、こんな美しい場所があるなんて、いつか行ってみたいなと思えたら、それもまた最高です。

不便なことはいろいろありますが、土とつながれる日々は穏やかであります。手取り除草で田んぼに這いつくばっていると、自然の一部である自分というのを感じられます。ばっちゃんたちの楽しそうな話し声を聴きながらというのもポイント。

コロナ禍で思うようにいかないことも多かった中、何度も通って撮影し、寄り添ってくださった能勢さん、篠田さん、千葉さん、そして田下さん。本当にありがとうございました。我々は何年かかけて、この映画を撮ってくださった意味というのを、ちゃんと理解するのだと思います。

明日から4月ですね。遠野はまだまだ寒いです… 皆さんも変化の時、どうか心穏やかに進みたいほうへ進んでいけますように。

ありがとうございました。

 

【勘六縁のお米】

*令和6年産のお米は完売いたしました。ごめんなさい。
*新米予約は9/10からの予定です。
*勘六縁ホームページはこちらからどうぞ。


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