まわってきたもので作るごはん。
こんにちは。
今日も裕美(嫁)が担当していきます。
大雨の被害の大きさに驚いています。水の恵みを日々感じていますが、同時に恐さもあるのだと、改めて知る日々です。どうかこれ以上大きな被害がありませんようにと祈ります。
今日はひさびさにごはんの話題です。
毎年、トマトをたくさん育てるので、割れたものやちょっと色のへんなものを中心に、冷凍庫にストックするのが菊池家流。秋にはトマトだらけの冷凍庫。パスタにしたり、スープにしたり、ちょっとずつ使ってきて、そして先日、ついに空っぽに。
ストックしていた最後の一袋は、黄色いマイクロトマト。ちっちゃくてかわいいのです。
玉ねぎと煮て、スープパスタにしました。上にハーブでも乗せれば雰囲気が出そうですが、そこは敢えて絹さやに(笑)。あまり合うかんじではありませんでしたが、家で獲れた絹さやはおいしく感じます。
畑では、緑色のトマトの実ができてきました。そろそろ赤くならないかなぁと待ち遠しいです。一年中、家トマトを楽しめるなんて、ちょっと贅沢な気分。嬉しいなぁ。
この時期、朝一番でお家にやってくるのが近所のばあちゃんたち。
「玉ねぎいらねが」
「こないだ玉ねぎ取ったからよ、ほれ」
「玉ねぎやるから」
ということで、新玉ねぎが次々とやってきました。3人のばあちゃんたちが育てた玉ねぎ。それぞれ形や色がちょっとずつ違って、味も違うような。
「今日はあそこのばあちゃんの玉ねぎで焼きそばしよう」というかんじで、わくわくしながら小屋に取りにいきます。ごちそうさまです。
続いてまわってきた(おすそわけすることを「まわす」と言います)のが、きゃべつ。そしてきゃべつ。
一夜漬けにしてもりもりいただきます。ちょこっと玉ねぎを入れると、青くささがやわらいで、さらに美味に。
その次にまわってきたのが、白菜。そして白菜。
おひたしにしたり、味噌汁に入れたり、漬け物にしたりと奮闘した母。なにせ大きい。そして2玉。さて次は何にしようという、幸せな悩みがやってきます。
そして母、思い切りました。ロールキャベツならぬ、ロール白菜。
高野豆腐としいたけ、人参を細かく刻んだものを、くるくると巻いてスープ仕立てに。これ、美味でした。見た目もかわいくて嬉しくなっちゃう。
昨晩の秘密のケンミンショーでもやっていましたが、田舎に住んでいると、夏~秋は特に野菜をあまり買わずにすみます。
ちなみに、玄関先に大根が置いてあったら、「あぁたぶんあのばあちゃんだな」と、なぜかわかります。わからなかったら、父と母に聞けばわかる。それでもわからなかったら、向かいのばあちゃんに聞けばわかる。
この安心感ってすごいのです。食べ物があるという安心と、近くに誰かがいるという安心。人自体は少ないかもしれないけど、田舎に住むと一人じゃなくなります。気持ち的にも物理的にも、いつも誰かがそばにいる。
ありがたいです。
今夜は、まわってきた玉ねぎ入りのカレーと、ちらし寿司。すごい組み合わせ(笑)。楽しみです。
皆さんも、近くに誰かを感じながら過ごせる夜でありますように。
今日も一日、ありがとうございました。