勘六縁の田んぼから

小正月と言えば、けんちん汁とどんと焼き。

こんにちは。
今週もよろしくお願いします。裕美(嫁)です。

昨日1月15日は小正月。昔むかしは、この日あたりがお正月だったらしいです。茨城や東京にいた時は特に意識する日ではなかったので、遠野のこの風習は新鮮です。

まだちゃんと理解していない部分があるのですが、小正月と言えば、具沢山のけんちん汁を食べられる日、というかんじです。
ひょろ~んと長いものが、ぜんまい。

神様へお供えしてからいただきました。おいしかった~

大根、人参、ごぼう、こんにゃく、豆腐、じゃがいも、干ししいたけ、昆布のほかに、ささげ(赤い金時豆)、干したぜんまいを戻したもの、ぼりめき(ぼりというきのこ。塩漬けしていたもの)が入ります。

大きくちぎった木綿豆腐を、多めの油で焼いて入れるのですが、これが美味。豆腐の美味しいけんちん汁なのです。さすが豆腐消費量ナンバーワン県。

ちなみに、茨城の実家では里芋や白菜、しめじが入ります。そのかわり、じゃがいもやささげ、山菜などは入りません。その違いが面白くもあります。

今年も母が仕込んでくれました。ありがたや。手伝います~と言いつつ、今年もお願いしちゃいました。ずぼらな嫁、まっしぐらです(笑)。

お正月飾りも、この日まで飾っておくのだそうです。なんとなく鏡開きまでかなと思って、8日ごろ外してしまった私。一つ勉強になりました。

お飾りは、近くの巌龍神社のどんと焼きに持っていくため、プラスチックや針金などを取ります。父が見つめる中、作業する陽佑氏。あらら、何か言い合っています(笑)。
これぞまさに けんかするほど 仲がよい。(笑)

焼いている場所へは行けなかったので、来年は見てみたいです。

その他、豊作祈願のために「みずき団子」というものを作ったりします。毎年、じいちゃんばあちゃんたちが、地域の子どもたちと一緒に作るのだそう。みずきという木に、カラフルなまん丸お餅をくっつけた可愛らしいもの。今度、写真を撮りにいきたいと思います。

この日にはこれ、この季節にはこれ、という風習が、東北にはたくさん残っている気がします。自然との関わりの中で生まれた風習が、代々伝わり続けているってすごいことだなぁと感じます。

5年住んでもまだまだわからないことは多々あるので、父や母や近所のばあちゃんたちに、しっかり教わりたいと思います。

大量に作ってくれたけんちん汁がまだあるので、今晩ももりもりいただきます☆

皆さんも、冬のならではの美味しいものに出会えますように。

ありがとうございました。

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