春、動き出す。
こんにちは。
本日の担当は裕美(嫁)です。
月曜日もお昼頃になると、エンジンかかってきますね(やっと)。
遠野は雨。皆さんの地域はいかがですか。風もあり、寒いくらいです。桜もまだまだかなと思いつつ、つぼみを見たら大きくなってきている…! 近年早めの開花でしたが、今年は少しゆっくりめかもしれません。
さてさて。陽佑氏、動き出しています。
この時期は特に、平日も土日も関係なく、天気や土や種に合わせて過ごします。昨日もトラクターdayでした。

でこぼこならしに3周ずつ。

近くでみると、思ったよりでこぼこ。でこ部分はより乾いている。

上:ならす前、下:ならした後

大好きなトラクターの横で、ばっけ採りに勤しむひとたち。
秋に二山耕起をしたので、まずはこのでこぼこをならすところから始まります。昨日は畔塗りの準備として、畔回りのでこぼこならし。見ているとトラクターが結構揺れて、酔っぱらいそう… ちなみに二山耕起は、田んぼの土の表面積を増やして、乾きやすくするのと、草の種を凍りやすくするという二つの目的があります。
春は同時進行で色んな準備を進めていきます。9~10ヶ月ほど掛けて仕込んだ手作り育苗土を砕いて、苗の覆土と床土を準備していきます。まずはさらさらの覆土から。

水分量が多めだったので、急遽ハウス内で乾かすことに。

表面はさらさら、中のほうはもう一声らしい。
先日は、一回目の温湯消毒をしました。まずはササニシキから。この時点で、いつどの場所にどの順番でどの品種を植えるか、決まっています。田植え日から逆算して準備します。

60℃のお湯で10分間消毒したあと、じゃぶじゃぶ洗って冷やすの図。

浸水中のササニシキ種籾たち。金魚に使うようなぶくぶくで空気を送ります。
4~7月は自然栽培農家のふんばりどころ。特に田植えが終わるまでは、緊張感があります。除草のみの期間に入ると、もう除草するしかない!と腹をくくれるので、シンプルでわかりやすい。基本的には稲が稲のよいように、元気に育ってくれるために何ができるか、であります。
夏は高温の長期予報が出ていて、でも東北はその限りではない可能性もあり、その中でチャレンジしてみたいこともあります。クログワイ対策に特化する3年間の最終年、田んぼ直置きのポット苗づくりと田植えを試して、稲の様子を見てみたいと思います。
さいごに、あの時のばっけでばっけ味噌。

油が少なくて、ばっけの緑色が残った印象。ほどよい苦みと、独特の香りが春の身体に沁みる。
桜が舞い、新緑の季節がやってきますね。皆さんの地域の桜色、萌黄色を想像しながら、2倍3倍もこの時期を楽しめています。ありがとうございます。暑いくらいの日、寒いくらいの日がまだあるかと思います。どうぞお身体大切になさってくださいませ。
ありがとうございました。
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