勘六縁の田んぼから

草とり劇場、開幕!?(♪けんかをやめてバージョン)

こんばんは。
本日の担当は裕美(嫁)です。

雨がたくさん降った地域の方、大丈夫でしたでしょうか… どうかお気をつけてお過ごしください。たいへんな状況の方、少しでも早くいつもの生活に戻れたらと祈っております。

遠野も、ここのところ午後は雷。今日こそなかったものの、ざぁっと降ったりします。一雨ごとに緑色を濃くしていく稲たち。雨は恵みであると同時に、思いもよらないことを引き起こしますね。自然からのメッセージを、ちゃんと感じたいと思います。

手での草とり、一日あたり何メートルだろう?というくらいスローペースではありますが、日々進んでおります。

先日来てくださってお客さん。ほぼ初めてという田んぼの草とりも、すいすいです。
ほぼ初体験の草とり、すいすいのお客さん

私のほうが先にバテてしまうくらい(笑)。よく走ったりフラフープしているとのこと、日々の鍛練がここで活きているようです。すごい。楽しい時間をありがとうございました。

この田んぼは特に草が多くて、きゃ~というかんじです(笑)。

遠目にみると、あららもさもさと成長してるんじゃない?稲?と思うのですが…
遠目にはもさもさに見える田んぼ

近づいてみると、「シズイ」という草界の女王のような存在が立ちはだかります。
田んぼの草界の女王・シズイ様

シズイ様たちを取ると、あややパヤパヤ(少なくて頼りなげな様子)…
草とり後、パヤパヤに見える稲たち

特にこの辺はパヤパヤで、草とりしていてちょこっと悲しくなったりもします。

そんなとき、このお客さんが教えてくれたことを思い出します。名づけて、「草とり劇場」♪ ぱちぱちぱち。

人間:「稲たち、もう大丈夫。草は私が取るからね」
稲:「ありがとう。助かるよ」
草:「待て待て待て~い。そうはさせぬぞ。取ったとしてもまた生えてやるのだ」
人間:「なぬ!?ならばくらえ、ぐるぐるかき混ぜ戦法!(草を取った後、土をかき混ぜて小さな草も根こそぎ取ります)」
草:「やめれやめれ~!」
稲:「ねぇねぇちょっと待って。草さんたちも意味があって生えてきたんだし。私のために争わないで…」
人間・草:『あんたは黙ってなさい』
稲:「・・・。」

何のために草を取っているのか、見失いがちになるくらい、草との対話が進みますね。お客さん、そんなことをおっしゃっていました。その通りです。正直、こういう状態になります(笑)。

草はメッセンジャーであり、田んぼの土をもっとよくするために生えてきている。自然栽培ではそう考えることがあります。実際、草が変化してきている田んぼもあります。

草も使命感を持って存在してくれている。そのことを尊重していきたいと思います。稲の気持ちになって考えることも(♪けんかをやめて~二人をとめて~ですよね(笑))。

最後に、ブログを見てますという方がお米を注文してくださって、嬉しい日になりました。ありがとうございます。とりとめのないことを書いたりする二人ですが、これからも遠野で過ごす日々を、楽しくお伝えできたらと思います。

皆さんが、それぞれの夜をゆったりのんびり過ごせますように。

今日も一日、ありがとうございました。

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