10年目の米作り。遠野4号の芽出しの成長。
こんばんは。陽佑です。春作業でバタバタで、裕美氏にブログを任せっきりになっておりました。コロナウィルスの影響で、多くの方の生活が変化していることと思います。こんなときこそ、自分のことも大切ですが、自分以外の人のことも大切にできる人間になりたいと考えさせられています。
米作りは出来ているのか、と心配されている方もいらっしゃいますが、裕美氏がブログでもお伝えしている通り、今年も春作業が始まっています。
大きく変化したことは、馬場君が卒業し、新しい2人の仲間が入ってくれたことです。馬場君が作ってくれた土台に感謝しながら、みんなで一番忙しい春を乗り切ろうと日々頑張っています。
10年目の米作りになりましたが、今年もひとつひとつ丁寧に丁寧に、を意識しています。
昨年のひとつの課題だった、遠野4号の1回目の芽出しが、昨日の夜に終わりました。お湯につけて芽をちょっと出してあげる作業です。全部で3回行いますが、いま2回目を行っている最中です。
芽、出てきてねと念を込める裕美氏。
何か分からないから、種もみの袋見せてとお願いしたところ、袋を持ちあげた裕美氏。
昨年は、遠野4号だけ芽の揃いが悪かったです。揃いが悪いという意味は、芽がだいたい同じタイミングで出揃うのが理想ですが、バラバラのタイミングで出てきてしまうと、ハウスに並べてからもバラバラ芽が出てきてしまい、本数が少なくなってしまったり、温度管理が難しかったりしてしまいます。
今年の芽出し後の遠野4号の種もみです。
ササニシキの2倍の時間がかかって芽が出てきました。ツワモノです(笑)。
今年も失敗かな?どうしよう???
と時間がかかったことで不安になりましたが、順調に芽を出してくれました。ちょっと出すぎたもの(師匠の石山さんは、鼻毛と言います)もありますが、及第点です。
昨年の反省を生かし、ひとつ成長できた出来事でした。改善は来年に持ち越しかなとあきらめかけましたが、ほっとしました。
改善できた理由は、遠野4号だけ、0.1ミリ大きい種もみを選別したことです。昨年、全品種一昨年よりも0.1ミリ大きい種もみを選別したことで、亀の尾とササニシキは芽の揃いが良かったですが、遠野4号だけイメージ通りにいきませんでした。そこで、遠野4号だけもうひとつ大きい選別網を使ったところ、改善することができました。
今週の金曜日、17日から種まきを始める予定です。ひとまず、種まきを順調に終えることができるよう、頑張ります。