勘六縁の田んぼから

根のある暮らし

こんばんは。一週間ぶりの更新となりました。今日は、陽佑が担当します。

今週は、裕美氏の茨城の実家に帰省し、務めていた生協の同期に会ったり、お世話になっている方々に会ったりしてきました。皆さま、ありがとうございました。

東京で過ごす時間のなかで、ずっと頭から離れなかった言葉があります。

「根のある暮らし」

です。この言葉は、群言堂(ぐんげんどう)さんから学びました。群言堂さんは、島根県太田市大森町にあります。人口400人の小さな町ですが、衣料品・生活雑貨の直営店を全国に持ち、田舎での暮らしをそのまま仕事づくりにつなげているような会社で、私たちとしては、「こんなところがあるのか!」と、衝撃を受けたところでした。

群言堂さんのオフィシャルサイト → 株式会社岩見銀山生活文化研究所

東京に行くと、いつも自分が生活していた頃のことを考えます。1年半しかいませんでしたが、ずっとこの場所で生活することができるのだろうか?、という不安を感じながら生活していたような気がします。

この場所で生きていくという決心がつかず、根っこを張ることが出来なかったのかもしれません。

今年で就農6年目ですが、最初は不安もありましたが、ここ数年は、小友で生きていきたい、という思いが強くなってきました。

自分自身の「根のある暮らし」とは何かと考えたとき、どの場所で生きるか、ということが大事だったのかなと考えさせられた時間でした。

お米作りをしていると、根っこがいかに大切かということは、よく分かります。根っこが伸びてから葉っぱが伸びる、そして花を咲かせてお米が実る、さらにそれが翌年の種になります。根っこが伸びないと、うまく成長しません。そのため、根を伸ばすためにはどうしたらよいかと考え、土作りをしたり、水の管理をします。

根っこが大事ということは、お米に限らず、ほかの作物や植物にも言えることです。

人にとっての「根のある暮らし」とは何かと考えたとき、私にとっては生きていく場所が大事でしたが、衣食住も暮らしには欠かせないものです。それがあって初めて、安心して暮らすことができます。

食に関わる仕事をしている私たちは、お客さまの「根のある暮らし」に少しでも関わることができるのかもしれません。

根のある暮らしとは何だろう?、どうやったら関わることができるのだろう?、と考えてみると、色々できることがありそうです。裕美氏と考えてみます。

最後に、先日の節分のときの写真です。裕美氏が巻物づくりをしました。季節の行事の食べ物を食べることも、「根のある暮らし」なのかなと思います。完成した巻物をみて、「こたろう」も食べたそうです(笑)。
恵方巻を作っている裕美氏と、それを食べたそうなこたろう。

それでは最後に、いつもの「ぽちっと運動」にご協力をお願いします。今日もご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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