勘六縁の田んぼから

香川県に行ってきました★ 初めての「はしごうどん」、最高でした。

こんばんは。

岩手・遠野で無肥料無農薬米(自然栽培米)を育てている、勘六縁の裕美(嫁)です。

久々のブログになってしまいました。ごめんなさい。

実は先週、香川県へ飛んでおりました。いわて花巻空港から、大阪伊丹空港まで1時間半。レンタカーで兵庫、徳島を経由して、香川入りしました。

香川では、3年ほど前からお世話になっている、丸尾本店の丸尾さんとお会いすることができました。「亀の尾」を酒米として納めさせていただき、お酒を仕込んでくださっています。

お酒づくりのこと、農業のこと、経営のことを、いろんな視点で勉強させていただいています。まだまだおいそがしい時期でしたのに、丁寧に説明してくださった丸尾さん。物事に真摯に取り組む姿が素敵だなぁと、改めて感じてきました。ありがとうございました。

丸尾さんと一緒に、高松市の「中川」さんというお寿司屋さんで、食事をさせていただくことができました。普段全然呑めない陽佑氏も、おちょこで3杯いきました(奇跡)。丸尾さんのお酒と中川さんのお料理を、一緒にいただくとなお美味しくて、幸せでした。

目の前で作っていただくと、手際のよさや細やかな配慮に、見とれちゃいます。最後にいただいた、手作りアイスと日本酒のコラボレーション、うま味が倍増して、新発見でした。ありがとうございました。

次の日、朝起きて上ったのは「こんぴらさん」。785段の道のりは遠く・・・のお話は、まだ後日ゆっくりと。(笑)

香川と言えば、うどん!ですよね。

昔、「UDON」という映画の、無心にうどんをすするシーンを観て、憧れを抱くようになりました。

一軒目のうどん屋さんは、山の中。遠野と同じくらい山深いところを、ちょっと不安になるまで進むと見えてくる、長蛇の列。信じられません。そこだけ空気がヒートアップしているのです。

行列に並んでいる陽佑氏を探せ~♪陽佑氏、うどん屋の行列に並ぶ
※前の方にいます。こっち向いてます。

茹でたてのうどん(大)が280円。(小)だと150円。玉子つきは+50円。

並んでいる間にいよいよお腹が空いてきた私たちは、二人とも(大)。青とうがらしを漬けたようなものを乗せ、醤油と酢と青ネギでいただきます。
待望のうどん

あいや~もう、最高でした。無心になる気持ち、わかりました。その場にいるみんなも、ただ目の前のどんぶりに向き合うのみ。会話はほとんどありません。

それなのに、何故か感じる一体感。作り手と食べる人、食べる人同士は、個々に存在している。けれど、同じ時に同じ場所で同じ物を食べている事実が何とも嬉しい。この不思議な高揚感。うどんって、すごい。

二軒目は、ちょっと街中にある、昔からのうどん屋さん。カレーうどんをいただきました。
濃厚カレーうどん

※ぶれぶれで失礼しました。早く食べたくって・・・(笑)。

よくあるカレーうどんのタレとは全然違う。本気のカレーというかんじで、どろりと濃厚。ということで、うどんのあとにごはんを注文して、カレーライスにしました。美味しかった^^

あと二軒くらい行きたかったのですが、また今度来たときの楽しみにとっておくことにしました。

香川県にあるうどん屋さんの数は、およそ800~900軒らしく、県民の数におけるうどん屋の数では、全国でもダントツのようです。

観光客だけでなく、地元の人も通っているし、地元の人が県外の人を案内するときにも連れていくし。

どうやら香川県民の方は、マイうどん屋的なお気に入りのお店があるようです。加えて、シンプルなかけうどんならココ、釜揚げならココ、釜玉ならココ、変わり種ならココというように、使い分けできたり、はしごができたり。

何通りもの楽しみ方があって、観光客も地元の人も、みんなが愛しちゃうもの。それがうどん。

うどん以外ではいけないのか。ラーメン…そば…雑炊…どんぶりもの… 一~二杯でお腹いっぱいになっちゃうかもねと陽佑氏。確かに。

超シンプルだからこそ、無限大の可能性があるのかもしれません。シンプルに、ただ美味しく、ただ本当に作りたいものだけを、食べたいものだけを。うどんの魅力、もっと知りたくなりました。

あぁ、熱くなりすぎました(笑)。今週末、注文した生うどんが香川から届くので、家族みんなで味わいたいと思います。

今日明日は、定期的にお米を買ってくださる方への発送の準備をしています。届いたときに笑顔になってもらえるよう、心を込めてお送りします。

3月もあと一日ですね。明日で定年の茨城の母!がんばってきてね。40年間、お疲れさまでした。

皆さんも、ゆっくりごはんを食べて、まったり過ごせる夜でありますように。

今日も一日、ありがとうございました。!


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