勘六縁の田んぼから

「勘六縁」という名前の意味

去年、研修先の大潟村から盛岡に向かう車の中で名前は浮かびました。

これから米作りをする田んぼは、僕の曽祖父や祖父が家族で守ってきた田んぼです(すべてではありませんが)。しかも、今では考えられませんが、50年ほど前に、曽祖父を中心に山から土を持ってきて、すべて手作りで作った田んぼです。山に歩いていって、カゴに土を入れ、重たいカゴをまた歩いて田んぼまで運ぶ、そんな大変な作業を繰り返したそうです。祖母から聞きました。その話を思い出し、曽祖父と祖父には本当に感謝しないといけないから、名前を入れたいと思いました。

また、自己紹介でも触れましたが(自己紹介①自己紹介② )、僕の今があるのは、たくさんの方々との出会いがあってのことだという思いもあり、そんな出会いを米作りを通して出来たらなという気持ちがありました。

そんな事を運転しながら考えていると、「勘六縁(かんろくえん)」という名前が思いつきました。「勘」は曽祖父の名前、「六」は祖父の名前からとっています。曽祖父、祖父のお陰でこれからお米作りが出来ますという感謝の気持ちと、これからもよい出会いがありますようにという願いを込めて「縁」という字を使いました。

ちなみに、「勘」という文字を辞書で引くと、「第六感」という意味を持つ言葉でした。僕は最近、自分の感覚的なことを大切にするようにしていたので、そんな僕にぴったりだという事を知りました。だから、後付になりますが、「勘六縁」という名前には、感覚的なことをこれからも大切にしていこうという、自分やみんなへのメッセージも含んでいることにします。

2人のじいちゃん、無肥料・無農薬米なんてと思うかもしれませんが、頑張っておいしい「勘六縁のお米」を作ります。そして、皆様との素敵な出会いをお待ちしております。


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