勘六縁の田んぼから

遠野さんぽ。~オシラサマ・続石編~

こんにちは。
本日の担当は、裕美(嫁)です。

きました、きましたね。花粉の季節。遠野の杉が黄色くなるの、いつもより早い気がします。今年も高純度の花粉が期待できそうです(きゃ~)。

先日の『遠野さんぽ。~五百羅漢・遠野八幡宮・河童淵編~』に続きまして、不思議体験★第二弾、いってみたいと思います。

私たちの元同僚さんと次に向かったのは、伝承園というところ。

河童淵がすぐ近くなので、河童に挨拶をしたのち、ここで「けいらん(たまごのような形の、ミニ大福?がお湯に浮かんでいる)」や「やきもち(小麦粉・そば粉・ごはんの生地の中に、黒砂糖とくるみががとろりと入っている)」という”こびり(おやつ)”を食べるのがおすすめ。

そして、みんな河童になりきりまして(笑)、
河童だ、がぉ~★(叫び声が違った気がする…)

河童のおさらが、なんとひまわり。思い切った発想に驚きつつ、
河童のおさら事情は、意外な展開。

伝承園内のオシラサマに会いにいきました。

伝統的な南部曲がり家の中からは、語り部のばあちゃんの声が聴こえます。テープからエンドレスで流れてくる昔話を、囲炉裏であったまりながら聞くことができます。

初めて聞いたときは、「???」というかんじでほとんど聞き取れず(笑)。でも今回は、だいぶわかりました。嬉しい変化でした。

ちなみに陽佑氏は、ほとんどわかるそうです。ネイティブがうらやましい。

御蚕神堂(おしらどう)には、千体ものオシラサマがいて、これはどきどきします。息をのむかんじ。静かで、目に見えない何かを信じたくなる場所です。

オシラサマは、蚕の神様であり、農業や馬の神さまとも言われています。馬と恋をした娘が、馬の死後、一緒に天に昇ったと。残されたお父さんとお母さんが、少しでも楽な暮らしができるように、蚕を贈ったみたい(語り部ばあちゃんのお話を、こう解釈してみました)。両親を大切に思う、優しい娘さん。すごいなぁ。

続きまして、初めての続石(つづきいし)。こんな山道を登っていきました。
続石への道は、けっこう山道。(入口に杖もあります…)

けっこう急勾配だし、雪が残っていてつるつるするし。私だけひ~ひ~しつつ(笑)、たどり着いた先には… なんじゃこりゃ。でっかい。
続石は、でっかいでっかい。

昔、弁慶がよいしょと持ち上げたのだそうです、こんなに大きい石を。思っていたより大きくて、しかもそういう石が近くにごろごろあって、不思議な光景。

沢水が身にしみました。
お水が身にしみます。これから下山。。

つるつるしながら山を下り、ひ~ひ~しながらも登ってよかったねと話しました。息があがっていたのは私だけでしたけど(笑)。

きっと、全国いろんなところにこういう言い伝えや不思議なことがあって、その中でも遠野はそれが色濃く残っていて。ご先祖様が大切に語り継いできた意味に、思いをはせる機会になった気がします。

元同僚さんよ、ありがとう。いい二日間でした。また草とりのときにでも来てね(稲刈りでもOK)。(笑)

皆さんが、夕方からもゆるやかな気持ちでお過ごしになられますように。

ありがとうございました。

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