勘六縁の田んぼから

冬野菜セットのご案内。

大変ご無沙汰しておりました。

勘六縁の馬場優樹です。

先日、遠野市の朝の気温を見たらマイナス14度でした。寒すぎて思わず笑ってしまいました。

 

今回は、冬の野菜セットについてのご案内をさせていただきます。

昨年の秋、雪が降るまでの間に、収穫した野菜たちを土の中に埋めて貯蔵する土室(つちむろ)ということをしました。陽佑さんのお父さんに土室の作り方を教えてもらいながら、一緒に畑の中にスコップで穴を掘り、そこに野菜を並べて埋めていきます。掘った穴の底面に山から取ってきた青い杉の葉を敷き詰めます。ネズミが杉の葉を嫌って、穴に近寄らないのだそうです。

土室の穴を掘っている様子

東北の人々や農家の方々には当たり前のことなのかもしれませんが、私は新鮮に感じました。今の時代、買うこともできるし、冷蔵庫もあるので、わざわざ土室をつくる方は少なくなったとは思いますが、いつからか、誰かが編み出した暮らしの知恵は素敵だとしみじみ感じました。

この土地の自然と共に生きていくためには、食べ物をどうやって作るのかに加え、収穫したものをどうやって保存するのかも知っていなければならないのだと、気付かされました。たくあんなどのお漬物、土室などの保存技術など、野菜セットを通じて、暮らしの技術や知恵を感じて頂けるよう、私たちも学び続けていければと思います。

冬セットの野菜紹介(予定):2,160円(税込み・送料別)

・ 雪下貯蔵大根【(大蔵大根(太め、煮物に合う)と宮重大根(細め、大根おろしが美味)】を各1本
・ 雪下貯蔵遠野かぶ(そばの薬味に合う遠野ならではの辛み大根)小さめのものを2~3本
・ 雪下貯蔵人参(黒田五寸、越冬黒田五寸、札幌太の三種類)を約500g(計約5本)  
・ おまけとして、たくあんがあります。たくあんは、勘六縁の米ぬかを使っています。

藁を敷き詰めて、大根を並べています。

室の中でも野菜は生きていて、凍らないように水分を不凍液である糖分に変えています。秋収穫直後に食べるものと、土室の中から出して食べるものとでは味に違いがあるかと思います。室の中の大根や人参も食べて頂ければと思いますので、もしご興味ある方が居ましたら、ご連絡下さいませ。

お申し込み方法      
・〆切 冬野菜セット 1月26日(金)  
・お申し込み先  メール:kanrokuennookome2011 @gmail.com
電話 :080-1654-8290
・冬セットの発送は、1月下旬からを予定し、お米の発送がある方は、同梱することも可能ですので相談させて頂きたいです。

 

以上になります。昨年の春から畑作を始めてもう少しで一年が経とうとしています。振り返ってみて、本当に反省の多い一年でした。また今年の春から、どのように畑作を進めていくか、昨年の反省を活かして考え、改善していければと思います。今年も一年間、よろしくお願いします。

それでは最後に、いつもの「ぽちっと運動」にご協力をお願いします。今日もご覧いただき、ありがとうございました。


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